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この物語を読もうとしているあなた、私がこの物語の主人公、ベアトリスよ。まあ、私とっても有名人だから私のこと知ってるでしょうけど。知らない?!あなた本当に人間なの?!いいわ、優しいベアトリスが説明してあげるわ。私勇者なのよ。ゆ・う・しゃ。街ではすっごく人気者なんだからね?まあとにかく今私は旅をしているの。魔王?そんなもん何年も前に倒したわ。じゃあなんでかって?よくぞ聞いてくれたわね。それはズバリ、婚活よ!!ほら、私って勇者でしょ?だからどういうわけかみんな私を恋愛対象として見ないのよ。こんなわけで私は、周りが私を勇者として認識していない遠くの国を目指してるのよ。ほんと勇者ってだけ損ね。
こんなに必死に結婚相手を探しているとは言え誰でもいいわけではないのよ?そうね、例えばナンパとかは本当に無理。ああ、言ってるそばからナンパ師が来たわ。こういうときのお手本を人間代表として見せてあげるわよ。
「ねえお姉さんかわいいね。僕と遊ばない?」
「は?誰に話してんだよ。雑魚は黙ってろボケが。」
「え?お姉さん怖いなあ。ちょっとでいいからさ。」
「脳味噌腐ってんのか?魔王をも打ち倒したこの名刀で八つ裂きにされたくないならさっさと消えろ。」
「ゆ、勇者様だったんですか?!ご、ごめんなさい、命だけはお助けを!」
「あ゛?」
「ひっ」
もう。だからナンパは嫌いだって言ったのに。でも流石に叱りすぎたかしら。てへぺろ。え?時代遅れ?じゃあ、きゅるるんきゅるるん?おいっ。今『おばさん』って言っただろ。もっぺん言ってみろ、剣抜くわよ?覚えておきなさい、私を怒らせないが吉よ。なんせ人類史上最強なんだから。でもいい男いないかしら。こんな街まで来てもパッとしない男ばかり。世も末ね。うわー、全員じゃがいもに見えてきた。でも不思議よね。こんなにもスペックの高い天才美少女の私がなんで売れ残ってるのよ。理想が高すぎるですって?失礼ね。私はただ高身長高学歴でおもいやりのある優しい頼りがいのある料理上手でしかも家事を全部やってくれるスタイルの良いイケメンと結婚したいだけなのよ。
〜筆者です〜
ここまでよんでくれてありがとう!
この作品は自分の中で続けようか迷っている物語なのでみんなの意見が聞きたいです!
感想とか続けてほしいかとか教えてほしい!
ありがとう