コメント
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私には難し過ぎる…命の重さを考えたことないもん
よく考えられるお話ですね…(T^T)
この作品はprakのマフィアパロです
⚠地雷、純粋さんUターン推奨
※口調迷子、キャラ崩壊あり
ノベル初心者による作品
設定のみAI
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夜の港に、銃声が一つだけ響いた。
潮風に混じる硝煙の匂いを嗅ぎながら、prは笑った。
pr「……やっぱり、お前は綺麗やな。引き金を引くその瞬間まで、ためらいがない」
ak「ターゲットは仕留めた。次は報酬だよ」
pr「ああ、報酬ね。……“言葉”で足りるかな?」
akが眉をひそめた。
prは彼の顎を指先で持ち上げ、赤いネクタイの影で囁く。
pr「お前の存在が、俺の中の“秩序”を壊すんだよ。なんでわかってくれないん?」
ak「ボス、仕事の話をしよう」
pr「違う。俺の中では、お前はもう“仕事”じゃない」
akは銃を抜く。
その冷たい銃口を見ても、prは笑みを崩さなかった。
pr「殺すん? ええよ。けど撃つ前に、教えて。どうして俺を見ると、そんな目をするん?」
ak「……お前が俺を“人間”として見ようとするから」
pr「それが罪だって言うん?」
静寂。
波の音が、遠くで金属を叩くように響いた。
pr「俺はお前を愛してる。壊すほどに、縛るほどに」
ak「……そんな愛は、毒だ」
pr「毒でもいい。俺の中でお前がいない世界のほうが、よっぽど地獄やから」
akは一歩後ずさる。
その動きを見て、prはゆっくりと手を広げた。
pr「撃て。お前の銃弾で終わらせろ。この狂気を」
ak「……」
沈黙。
akの指が、わずかに震えた。
けれど、引き金は引かれなかった。
pr「そう。それでいい。俺たちは似てる。お前も、壊れたままここにいるやろ」
ak「勘違いするな。俺はあなたの所有物じゃない」
pr「所有じゃない。……信仰だよ」
akはその言葉を聞いた瞬間、息を呑む。
prの瞳には、哀しみと狂気が、奇妙な調和で光っていた。
pr「お前を殺すぐらいなら、俺は世界を撃ち抜く」
銃声が、夜の闇を裂いた。
けれどそれは、akのものではなかった。
__硝煙の香りの中で、prの笑みだけが、いつまでも残った。
銃声のあと、
世界は一瞬、音を失った。
akはただ、prの倒れた身体を見つめていた。
頬に触れる冷たい雨が、
涙なのか、血なのか、もう分からなかった。
ak「……これが、お前の“愛の形”か」
prの手には、いつものように銀のライターが握られている。
火はもう点かない。
けれど、そこにはかすかに残った指の温もりがあった。
akはゆっくりとその手を取った。
硬く、もう動かない手。
それでも、確かに何かを伝えようとしていた。
ak「最後まで、俺を支配したかったんだな……」
pr(幻聴)「違う。支配じゃない。……お前を自由にしたかったんや」
ふと、風が吹いた。
まるで彼の声が、夜明けの街に溶けていくようだった。
akは立ち上がり、prのコートをそっと拾い上げる。
その裏地には、弾痕の跡と一緒に、
古い懐中時計が縫い込まれていた。
裏蓋には刻まれている。
“To my angel with the gun.”
akは微かに笑った。
その笑みは、哀しみでも憎しみでもなかった。
ak「……俺は、もう誰も撃たない。
けど、この世界がお前を忘れようとしたら、
俺が撃ち抜いてやる。あなたの記憶ごと」
曙光が差し、雨に濡れた港を黄金に染める。
prの亡骸に、光が静かに落ちた。
その横で、akは彼のライターに火を点け、煙草をくわえる。
火が揺れるたび、
一瞬だけprの笑顔が浮かんだ気がした。
ak「……行くよ、ボス」
煙が空へと昇り、
硝煙と香水の匂いが混ざり合って消えていく。
それは、確かに二人の愛の匂いだった。
__そしてakは歩き出す。
もう、誰のためでもなく。
ただ、あの狂った愛の残響を胸に抱いて。
__終。
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解説としてはprの死がakを壊したのではなく、
“人間”として生かす後押しになったということです。
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