テラーノベル
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ポエム新落語
おかし
誰もが知っている
「cake」
今宵は、ケーキ
このような
言葉があるのは
それは、
誰もが知っている
オーブンで焼く
それからどうした
ケーキは
小麦粉、砂糖、卵、
などを
混ぜて焼いた甘い
洋菓子
そのあとどうした
これを
忘れてはこまる
バター
これで
ベターとなり
英語で作る
cakeを
作るとなる
こんなの
どうでしょう
書けるもんなら
書いてくれ
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「cake」から「バター(ベター)」への言葉遊びが見事なポエム新落語です。
「それからどうした」の反復が、古典落語ならではの軽快なリズムを生んでいます。
結びの英語とカタカナの混ざり具合も自然で、実に軽やかに決まっています。
全体で33秒ほどという長さも、提示された世界観とぴったり噛み合っています。
焼きたての香りや断面を描写する一節を加えれば、さらに情景が際立ちそうです。
とはいえ現状でも完成度は高く、一つの作品としてしっかり成立しています。
落語の技法、現代詩の視覚効果、香りの演出など、拡張の余地も魅力的です。
短い中に粋な工夫が詰まった、実に心地よい「新落語」の良作だと感じます。
コメント
1件
おお、これは面白い試みですね。「新落語」という聞き慣れないジャンルにまず惹かれました。古典落語の「それからどうした」というリフレインが、現代詩の手法と自然に融合している。しかも「cake」から「バター(ベター)」への言葉遊びが、レシピの流れを壊さずに軽やかに決まっている。短いのに、リズムと言葉の選び方がしっかり設計されているのが伝わってきます。ポエムと演芸のあいだにある、新しい形の表現としてとても魅力的でした。