hb視点
単刀直入に言って俺はΩだ。人より発情してしまうことが多い体質らしい。多い時は3日に2回あるかないかくらいの頻度でくる。その分強めの薬をもらって何とか生活を送っている。
ヴォルタのメンバーは奏斗とセラ夫がαでアキラは俺と一緒のΩだ。
アキラとは辛い思いを知り合ってるからこそ相談乗ったりしており、奏斗とセラ夫は少しでも楽になれるようなお手伝いをしてくれる。
俺がもし発情してしまって治してくれるのが、相方であり、恋人でもある奏斗の役目。セラ夫はアキラを。
そんな風に決まっており、どんな理由があってもどんな状況でも、互いのパートナーに手を出すとこは禁止している。
「ひば、薬飲んだ?」
『ん、家出る前飲んできたはず!!』
「そか、僕今から数時間席外しちゃうけど大丈夫?」
『おん!へーき!』
『なんかあっても予備の薬もってるし!』
「ん、なら安心だね。いい子にまっててね」
『んぅ…、頑張ってね』
kn視点
頭を撫でて、少し離れると少し寂しそうな目で見つめてくる。もう時期セラとアキラも帰ってくるし、1人にしても大丈夫だろうと思い、寂しさを埋めるように額にキスをした。
「なるべく早めに帰ってくるから、」
そう言い残して部屋をでる。
会議中は雲雀のことで頭がいっぱいだった。俺がいないと雲雀は1人で何も決められない、それに可愛いのに、無防備で狙われてるって気づかないから本当に不安だ。
hb視点
奏斗が居なくなってからもうすぐ1時間くらいが経つ。暇で何をしようかと思い、スマホを眺める。ふと奏斗の声が聞きたくなった。イヤフォンを付けて奏斗のボイスを聞くことにした。
『ん…/……………かな…と…、/』
奏斗の声を聞いてると頭が蕩けてしまう。
優しくて爽やかな声で、 色気があって落ち着く声。そして俺が1番大好きな声。
『ん”ッ//まッ、てぇッ?/ふッぅ…♡』
発情してしまった。こんな事で発情したって奏斗にバレたら、どう弄ばれるか…。
『…ッかぁと、♡かなぁとぉ…♡』
薬があると言ったはいいものの、立って移動しないと取れない場所にある。今の俺は立てる状態ではなく、ただひたすらに助けを求めるしかできなかった。
しばらくしてドアからキィ、って音が鳴った。見てみたらそこに立ってるのは、仕事終わりのセラ夫とアキラだった。
汗をかき、顔は真っ赤にして息を荒くしてソファーに寝っ転がってる雲雀をみて、 2人はすぐさま駆けつけてくれた。
〖ひば!?大丈夫?!〗
『ッセラ…♡セラ夫ッ♡』
近づいて来てくれたセラ夫に我慢出来ず抱きつく。セラ夫は何も言わずに頭と背中を優しく撫でてくれる。
アキラは今の状況を読み取って真っ先にいつもの俺のポーチから薬を取ろうとしてくれた。でも
【たらいっ!!薬入ってませんよ!?】
『へ…?♡あぅ…♡』
嘘だ。今日は出る前に確認してちゃんと入れたのに。カバン穴でも空いているんじゃないか?
といつもの自分なら言えていた。でもそんな言える余裕すら今の俺にはなかった。
『ん…ッ♡はぁ♡はぁ…ッ♡』
〖匂いやば…。/ちょっ…凪ちゃん、ひばのこと見ててくれない?〗
【わかりました、!たらい…キツイですよね。】
アキラはほんとに良い奴だ。セラ夫と付き合ってることを知っている。
そんな俺はアキラの前でセラ夫に抱き着いて浮気してるようなもので、嫉妬してないはずがないのに文句一つ言わず、俺の心配までしてくれる。
セラ夫はフェロモンに耐えられなくなったのか、手を出しちゃいけないってわかってるため、襲わないように俺から距離を取るも人一倍心配してくれる。
ほんとに良い奴らだ。
そしてセラ夫は奏斗に電話してくれて、アキラはずっと頭を撫でてくれて、
アキラは少しでも良くなるようにと、アキラが普段飲んでいる薬を飲ませてくれた。
でも俺が治るような強い薬ではないため、 少しは楽になった気がするが治る訳もなく、苦しさに耐えながら奏斗を待つ。
数分で奏斗が来てくれた。
奏斗は走ってくれたのか息が上がっている。
kn視点
丁度休憩中の出来事だった。セラフから電話だ。珍しい。依頼か?と思いながらも電話にでる。
「もしもし?」
「セラ、どしたん、?」
☏〖奏斗、…雲雀が、発情してるっ、〗
「……ッは?なんて?……発情?」
☏〖早く来て、今すぐ。〗
☏〖早く来ないと俺が奪っちゃうから。〗
「は?ちょ…!!」
電話が切られた。アイツ薬もってるとか言って余裕ぶってたよな?さては入ってなかったな?そんな事考えてるより先に身体が動いてた。早くしないと。
ランドリーについてドアを思いっきり開けると発情してとろとろに蕩けた雲雀。
看病しているアキラと鼻にティッシュを突っ込んで雲雀を見守ってるセラがいた。
「…ッ!!雲雀 !?」
「…ッ匂い…やばッ、♡」
『へッぅ♡かなぁとッ♡♡』
「なにしてんの、ひば。」
雲雀に近づくと甘えるように抱きついてきた
僕をずっと求めてたように。
アキラが耳元で【後は頼みましたよ。】と言って2人は部屋から出ていった。
ランドリーで雲雀と2人きり。ぐちゃぐちゃで自分をコントロールできない彼と。
『かぁと、ッ♡たしゅ、けへ♡』
『おれをッきもちよくッして…♡♡』
「ん、分かったから」
いつも以上に甘えてくる雲雀。僕もフェロモンで理性が保てなくなる。雲雀の服を脱がせながら器用に自分の服も脱ぐ。
『はぁッ♡おッき…ぃッ♡』
「ほら挿れるよ。」
『はやくぅ♡挿れてッ♡』
足を開かせて、自分のモノを雲雀の孔子に押し当てる。そのまま奥に突っ込む。
『おぁ゛♡♡ぁッ~~♡♡ぁ、ぅッ♡♡』
「んッ、♡… 締めるなッ」
『むぃッ♡…きもひッぃッ…♡』
そうやって煽って僕の理性を壊してく。僕しか見えてないみたいで、ずっと求めてくれてる。
「そーいえばひば、なんで発情したの?」
『へ…ッ// んと…~ッわかん、なぃ…/』
「…ふーん?」
わざとらしく誤魔化す雲雀にイラっときた。雲雀の弱い前立腺責めをする。早くホントの事吐けと言わんばかりに。
『んッぉ゛ッ♡♡♡まッへぇッ!!♡ぁんッ♡♡あッァ”~~♡♡』
「早く言わないとイかせ続けるけど?」
『ぁ゛♡ぉッ♡♡そこらめッ♡らめぇッ♡♡よわいッの~♡んぁッ♡♡』
ゴチュッ
「ほら言えよ。」
『ひッゃぅ”♡ぃ”う!!いうからぁッ~♡♡』
『寂しくてッ…奏斗の声聞いてたら…こ、興奮してきちゃ、て………//』
口をぷるぷるさせながら必死に伝えてくれて雲雀はどれだけ僕を煽れば気が済むのだろうか。
「ほんとかわいいね。」
「んじゃそんな雲雀にご褒美あげる」
顔を耳に近付け、気持ち程度に腰を振る。
雲雀は顔を逸らして、少し期待をして耳まで真っ赤にして凄く可愛かった。
「ひば…♡好~き、大好き」
『ッく”…ぅッ♡♡』
耳元で囁くとナカを思いっきり締めてくる。普段すきと言い合わないので新鮮で興奮したのだろうか。
「雲雀の身体も声も沢山いじめれんのも、俺だけの。」
雲雀の体を指で謎ると、耐えるように奏斗の服を掴んで、身体がピクついてイきたそうに当方を見つめる。
『も…ッ♡やめてッぇ…♡♡』
「そんなこと言って腰揺れてるよ?」
「きもち~んでしょ。……ひばり♡」
びくびく
『ん”ぁ゛ッ~~~!!♡はッぅ…♡♡』
「んは…♡イッちゃったの?♡」
小さく頷いていた頭を撫でれば、犬みたいに甘えてきて、雲雀の手が首にかけられそれに誘われて顔を近づいければ雲雀の唇と重なる。
頭の中は雲雀しか考えられなくて雲雀が小さな声で『ん…ッ♡ぁッ♡』と気持ちよさそうに声を漏らす。
もっと雲雀を壊したい、身を委ねて鳴いてほしくて、奥を突くのが止められない。
『へぁ”ッ♡かなぁ”とッ…♡♡』
『お…れ”ぇッ♡ずっとイッてるからぁッ♡♡』
「…ッ締めすぎ…、イきそ…ッ♡」
快感を求めて雲雀の1番気持ち良い場所へとどんどん奥に進めていく。
「雲雀…1番気持ち良い場所、突くね…ッ」
ぐぽっ
『ッ~~~♡あ”んッ♡ひッゃぁ”…ッ♡』
無理矢理挿れると雲雀は痙攣していて、ずっとイキっぱなしで必死に首を横に振り、嫌だと否定するが、聞く耳持たず結腸を責める。
雲雀と手を絡み合いながら
『ぁ”へッ♡んぁ”ッ♡イクッ……♡♡』
「イッて」
『~~~ッ…♡♡ 』
「んッ……~~♡」
これまでに無いくらいの力で締められナカでイク雲雀の甘い衝撃に耐えられず俺も雲雀のナカを愛液で荒らす。
『…゛♡♡んぅ…♡♡』びゅるる
「…気持ちよすぎ」
入れた状態でグリグリ押し付けながら雲雀に抱きつく。
『…ッァ”♡すきぃ…だいすき。』
「ん僕もだいすき。」
視線が交わり、頬に手を添える。もう一度、深くて愛し合うキスを交わす。
恋人繋ぎしたら、握り返してくれて
頭も身体も心も全部全部雲雀でいっぱいにする。
そのまま雲雀は深い眠りへと堕ちていった。
行為後のrm4
【一旦安心ですね。】
〖……奏斗の攻め初めて見た。〗
【たらいの腰ほんと凄いです】
〖雲雀は奏斗のならなんでも受け止めちゃうからね〗
【奏斗も溺愛しちゃいますよね。ほんとに、罪なほど可愛いですもの。】
「わかってんね。アキラ」
「雲雀は生涯ずっと僕だけのだから………♡」
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