水青 R18+ 「音が聞こえる。」 前編
注意! R18シーンは後編からです!!!
この話は前編なので、導入の様な感じです!
初の真面目な小説です!
地雷マジでないのでどんな展開が来ても受け止められます!!って人は
本編が始まるまでばーーって飛ばしてください
逆に地雷とかあるし見たくないものは自衛したい!
って人は下の文をしっかり読んでください!
ここから注意書き、ネタバレあり
ーーーーーー
結論から言うと心中します
私はメリバという物に詳しくないので
分類は分かりません
事故で脳に損傷を負った水さんと
同居人であり恋人である青さんの話です
水さんがその影響で人格破綻しかけてます
グロテスクなシーンもR18シーンもあります
分類としてはR18‐Gになります
今回はストッパーを外して書いているので
少しでも、気持ち悪いな、怖いなと思ったら
無理せず直ぐにブラウザバックしてください!
ここから本編
ーーーーーー
俺の同居人は悪意ある人間の所為で、脳に激しい損傷を負った。
俺が、ケーキでも買って来いとコンビニへ送り出したあの夜の帰り道。
道で襲われている人を庇って、
逆上した犯人に、……撃たれた。
弾は目から脳へと貫通して、前頭葉辺りが特に酷く損傷した。
その後、奇跡的に一命を取り留めただけでなく、
身体に目立った異常はなく、一見普通の人と同じように生活できる様だった。
…ほとけと、家に帰ってくるまでは…そう思っていた。
「なんで、…?なんでそんなこと言うの? ねえ、僕が全部間違ってるって言うの!?」
驚いた、そんな言葉では済まない衝撃だった。
死んでいたかもしれないんだ、少しは気を付けてくれ、と伝えただけだった。
俺が、悲しかったからだ。身の危険も顧みずに行動されたのが。
「いふくんは、僕があの場所で!あの人を見殺しにすればよかったって言うんだ、!!!」
違う…そうじゃない、そんな事が言いたい訳ではない…。
喉まで来ている言葉は、恐怖で押し殺される。
このままじゃ、俺が殺される。そんな恐怖を確かに感じる。
「……死んで。」
ーーーーーー
…
「おはよう、いふくん!」
……悪い夢、だったのか?
全て、全て悪い夢であったなら
そんな願いは、直ぐに打ち砕かれた。
「ん”…!?、ッ、ん、˝…!」
口がテープにより、強く固定されている。
意味のある言葉を発するのは無理だと言えるだろう。
腕も足も、縄によって強く拘束されて身動きが取れない。
…ああ、夢じゃなかったのか
それなら、俺は何故今、生きているんだ?
死んで。そうはっきり聞こえた筈だ。
「ごめんね、酷いことしちゃって…、でも、もう大丈夫だから!」
「ん”っ、ん”…!」
テープを外してくれさえすれば、なんとかなるかもしれない。
…せっかく助かった命なのに、
俺が強く抵抗しすぎたせいで失われてしまうなんて事にはなりたくない。
対話でなんとかならないだろうか…?
「…話さなくていいよ。分かるよね。話してほしかったらテープなんて貼ってないんだけどな。」
「ッ”ん”…、ッッ…!!?」
拳が降ってきた。怖い、痛い、怖い。
華奢な身体とはいえ、立派な成人男性なんだ。
「ああ…!!!もう!五月蠅いってば!!黙ってよ!!!黙れ黙れ黙れ!!!」
声が出なかった、出せなかった。
こんな表情のほとけは、見たことがなかった。
ただただ恐怖に支配された。
頭から血が抜けていく、寒い、痛い!
意識を失う事無く、数十分経った。
「あ…、ご、ごめん、ごめん…なんで僕、あ、…」
…恐怖に支配されながらも、なんとなくこうなった理由は分かっていた。
損傷が酷い部分は前頭葉付近だ。
脳科学には詳しくない、素人だが…
その部分は感情に深くかかわっていると、聞いたことがある。
…損傷した影響で、何かがおかしくなってしまったんだろう。
これは単なるストレスではない…と思う。
「ごめんね、ごめんね…、 いふくん…っ、」
「ん、…、」
未だに塞がれている口から、大丈夫だと伝えるように音を漏らす。
恐らく、伝わる筈だ。
ーーーーーー
俺は拘束が解かれてその後直ぐに、傷口や痣の応急処置をした。
ほとけはベッドですやすや眠っている。
…悪い夢でも見ていないと良いのだが。
このままでは、俺は近々殺される。
そうならないために何か手を打たないといけない…。
まず、同居という関係性。これは非常に危険だ。
いつどのような方法でも、俺を殺害するのは至極簡単な事になる。
それなら、俺が出ていくか、あいつを追い出せばいい話なのだが…。
俺は、それを望んでいるのか?
人を庇い、死ぬかもしれなかった配偶者を、恋人を。
1人に、孤独にしたいのか?
………この案は却下だ。
次に、医療機関を頼る。
これが最善の選択肢なのは分かっている。
…先程から、必死に謝るほとけの姿が頭の中に浮かんで離れなくなっている。
こんなに、辛そうなのに。 俺が捨てたら、ほとけはどうなる?
今度こそ死んでしまうかもしれない。
…自分が死ぬかもしれないと分かっていながら。
俺は夜通し考えた結果 …。最悪の選択肢であろう、今まで通り暮らす事を選んだ。
ーーーーーー
一睡もできなかった。
散々殴られて疲れた体も全く癒えていない。
…俺はどうすればいいのだろう。
今日は仕事だ。準備しよう…。
ーーーーーー
職場に着いた時、俺はやっと異変に気が付いた。
スマホに着信が31件。
「…は?」
ありえない。家を出る頃、着信はおろか通知も0件だった。
はっとした。
昨日の事があったのに、俺はほとけに何も言わず会社に行ってしまった。
…失策だ。
「いふくん、!!なんで何も言わずに出てっちゃうの!?」
「..え、は?」
ここに居るはずがない…さっきまで、こいつは部屋で寝ていた筈…。
頭、が… ? ふらつく、…??
ぼやける頭の中で、なんとなく察した。
可笑しくなっているのは、あいつだけではないと。
何処までが現実なのか。昨日あった事は?ほとけは、本当に撃たれていたのか?
…わからない。
これが幻覚だと信じ込めば、苦痛は和らぐ。
仕事を始めよう。
ーーーーーー
家に帰ってきたが、やけに暗い。
ほとけは…居ないのだろうか、あの状態で外に…?
「……ッ、!ぁ”あ…っ、…、??”」
「帰ってきたんだね。おかえり。」
ーーーーーー
最近はこんな事が多い…。気を失っては、ベッドの上で…。
…そう言っても、まだ2回目の筈だが。
俺は恐らく、スタンガンで気絶させられた。
やはり、もっと良い策を取るべきだった…。
「いふくん…、なんで分かってくれないの?」
「ねえ、僕はこんなに…!!!!」
「ほとけ、…っ、落ち着いて、や…」
怖い。
拘束されている状態で、
おかしくなっている人間に迫られている。
…俺が何か話せば、もっとメンタルが崩れてしまうかもしれない。
…だがそれは、無言が正しい選択という意味ではない。
無言を貫き通せば、最も残酷な結果が待っているだろうと思った。
「…別に落ち着いてるんだけどなあ。」
「ああ、そうだ… 今日はいふくんに気持ちよくなって貰いたいと思って!」
…拘束されて、ベッドの上。
そして「気持ちよくなる」という言葉。
……嫌でも分かってしまう。
恋人同士、そういった経験は何度もある。
…それとこれとは話が別だ。
こんな状態のほとけにされたら…。
ーーーーーー
前編終わりです!
後編は2週間以内くらいに出す…と思います!
モチベになるのでいいねコメントフォロー良ければお願いします!
他にも青受け沢山書いてるのでそちらも見ていただけると
私が喜びます!!
それでは!
コメント
1件
わぁ、一瞬駄目かも思ったけど、、 その感じなら、、ね?(?? てことで好き💕