今日も生きてる僕の日々

まとまった時間が空いた日、以前なら家に引きこもって作曲したり、ダラダラしてたり、結局メンバーと会ったりしてたっけな。

目が覚めてボーッとしながら天井を眺め、そんな昔を思い出す。

周囲が変わり。

バンドも変化して。

僕は何も変わらないけれど。

ある時から、外を知り、外へ手を伸ばすことをしなきゃと思い始めた。

｢いい天気だなぁ｣

よく眠れない怠さも、気持ち良く起きれないモヤモヤも、煩い片側も抱えたまま。

今日もまた目が覚めて生きてる。

｢ヴァァぁ～っ！｣

発散するように叫びながら起き上がった。

端で見てる人がいたら相当怖いだろうな、僕。

乱れた髪もそのままに、のそのそとバスルームへ向かう。

ルーティンのうがいをしっかり済ませてからキッチンへ戻り、簡単に食せるシリアルに牛乳をかけソファーに座った。

癖のように、マネージャー何時に迎えに来るんだっけ？と考えてから今日は久々の休みだったと気づく。

｢えーー…何しよう｣

用事が無いと曲作りをしてしまい、結局休みではなく仕事になってしまう。

誰か誘ってみるかなぁ…

数少ない、遊べるお友達も最近少し増えた。

とはいえ忙しい人ばかりだし、皆は仕事だろう。

急に連絡していいものかしら。

ちょっとずつ食べながら思案する。

あ、食事だけ誘ってみるかな。

たまには1人で映画とか買い物とかもいいし、合間に会える人いれば。

服装どうしょう。

以前は帽子とマスクを着用したりしていたけど、結局記者の人に撮られたりするし。

意味ないじゃん！と面倒だったりもして。

コンタクトして、伊達眼鏡だけでいっか。

テレビに出てるのとあまり変わらないけど、マスクすれば顔もほぼ隠れるし。

髪は櫛で整える程度、動きやすいカジュアルな大きめ黒パーカー、黒のスエットパンツ、ちょいゴツめの厚底靴にしてみた。

どこにでもいそうな若者感。

まぁ休みだし、いいね 。