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俺らの後を必死に追いかけてきた花月。自分の部屋に泊めると言い出し正直戸惑った。花月のことだから男目当てじゃないことは分かっているけど、男3人が1人の女の子の部屋に泊まるなんて正気じゃない。
「あいつら、許してくれてないんだろ?」
「私は…あなたたちの力になりたい。それだけだよ。」
「わーい!また花月ちゃんの部屋に泊まれる!花月ちゃんの部屋、すごくいい香りだから好き。」
「本当にいいんですか?」
「私にできることはそれくらいしかないから……それに、教えてくれるんでしょ?目的のこと。」
「まあそうですが…。」
「花月。」
緑川聖…(だったか?)がドアのほうから花月のことを呼んでいた。こいつ、花月のことが好きなのか…?
「聖さん…どうしてここに…?」
「俺は…いいと思う。そいつらを泊めること。これ以上ライバルが増えるのは嫌だけど…花月の笑顔が見られないほうがもっと嫌だ…。」
「なんで…さっき言ってくれなかったの…?」
「さっきは…皆の殺気が怖くて言えなかった。でも…花月が折れようとしなかったから俺も手助けしたいと思った。」
「聖さん…。」
「あの…私たちがいること、忘れていませんか…?」
「あ、ごめん…。」
聖が花月の頭を撫でる。こいつら…人前で何やってんだか。
「じゃあ、部屋に案内するね。」