テラーノベル
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前回のあらすじ
任務から帰ってくると仲間のそこには仲間の死体が横たわっていた、脈もなく、絶望した俺は、目を開けると先程までとは違う光景が広がっていた
先程までとは全く違う、暗く壊れていた街は、街灯に照らされ明るく、静寂が広がっていたのに、今では人々が笑って騒がしい、声が聞こえる。どうして?何で?頭の中はゴチャゴチャで、永遠と疑問が浮かんでくる、分からない。叫び疲れた喉は枯れ涙に濡れた瞳は、視界が曇っている、身体はあのままなのに、世界はまるで”時が戻ったように”日常を平然と送っている
時が戻っている、かも、しれない、そんな夢物語な可能性を何処か信じている自分がいる、そんなわけ無い、そんなわけ無いのに
確かめたい信じたい、そう思った俺の足は止まらない、俺は街を駆け回った
見慣れた店。聞き慣れた声。食欲をそそる香り……見慣れ…た…姿
もし時が勧誘される前に戻っているなら彼はあの場所に向かっているはずだ。
俺達が出会ったあの場所に
急いで目的地に走って向かい、路地裏に駆け込む。俺はフリーの暗殺者で、任務中銃に撃たれて重傷を負った、咄嗟に避けて急所は避けたが、滅多とないミスだった。
…そのとき俺は今の自分に違和感を覚えた、俺にはあの時受けた傷が見当たらない、これじゃあ彼奴に見つけてもらえない、…!
バンッ
俺は自分で自分に傷を負わせた。急所を外した一撃を…
これで見つけてもらえる…
壁を這いながら血をべったり着けた重い体を目的に向う、あの時あの場所で…
tn「!…大丈夫か」
zm「…」
安心する声、とても、落ち着く声、
泣くなや、俺、変わってまうやろ未来が、泣くなや……俺の意思とは関係なく涙は溢れていくせめて声を押し殺して泣く、トントンは不思議そうに心配そうにこちらを見てくる、赤く綺麗な真っ直ぐな目、
tn「取り敢えずうち来るか?」
枯れた声は音を出さず、ただ頷く
tn「そうか」
硬く丈夫な身体に背負われる。暖かい体温を感じながら瞼を下ろす、今トントンは、生きているという実感を感じた
コメント
1件
タイムスリップか? そりゃあ泣く( ߹꒳߹ ) 続き楽しみ✨️(´。✪ω✪。 ` )