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ガチャガチャ。ギィー…。
母「ただいま〜」
ご飯をあたためていると、お母さんが帰ってきた。
は「おかえり〜ご飯あたためておいたよ」
お母さんはコートを脱いでリビングの椅子に腰を掛けた。
母「ありがとう。ご飯もらうね」
お母さんはご飯を食べながら、私はテレビを見ながら最近の話をする。
母「どう?高校は」
は「えっとねぇ、双子のイケメンと友達になった!席が私の後ろでさぁ」
母「あらーいいじゃないの。お母さんも一度見てみたいわあー」
は「かわいい系と綺麗系の二卵性の双子なんだって。それとね、夕海が同じクラスだったの!覚えてる?保育園で一緒だった夕海」
母「あぁ!夕海ちゃん!あの子可愛かったわよねぇ。すごい偶然ね」
は「そそ。で、明日夕海とその双子と宿泊学習の買い出しに行くんだ」
母「そうなのね」
あ、そうだプリントあとで確認しなきゃ。
お母さんには一言「来週宿泊学習らしい」って伝えといた。
もし初耳なら驚いてただろう。
母「そう。楽しんできなさいね」
そう言ってお母さんは私にお札を5枚渡してきた。
は「ありがとう、ごめんね」
私の家庭は裕福ではないから…
母「謝らないの。代わりに出世払いね〜」
と笑い飛ばすお母さん。
母「もっと学校の話聞かせてよ」
は「その4人は宿泊学習同じ班でね。6人班であと男の子と女の子が1人ずついるんだけど…男の子の方はすごく女の人嫌っててね。私も友達になりたいんだけど」
母「…まぁ、そういうのもあるでしょ。世の中にはいろんな人がいるからね。その人が今までどんな経験をしてどんな思いをしてきたかなんて私たちにはわからないんだから。
迷惑はかけないようにね。」
は「…うん」
友達になること自体が迷惑だと思われてたらどうしようもない。
は「それから、もう1人いるんだけど。樋口さんって人。なんだか双子がその子知ってるみたいでさ。あんまり良くない噂あるって。そうは見えないんだけどなあ」
母「人は見かけによらないからね。あんたも気をつけなさいよ」
学校の話に花を咲かせていると、
ほかほかの柚菜がお風呂からあがってきた。