テラーノベル
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稀依 「…………私、親に一週間に一回、小テストみたいなのさせられてて
その時に90点以下を取ったら、何らかの罰を与えられてたんです。 」
茉莉 「えぇ!?それって、親が作ってるの?」
稀依 「はい」
茉莉 「わざわざこの為だけに作るんだ…ロリを傷つける癖でもあるわけ?」
稀依 「さぁ。どうでしょう。」
茉莉 「あぁ、話逸れちゃったね。次、具体的にはどんな罰を?」
稀依 「一日中飯をくれない。根性焼きをされる。もちろん暴力、暴言もあった。
ライターで髪の毛を燃やされたし、トイレに行かせて貰えなかった。
昔の拷問であった、長時間くすぐって息を苦しくさせられるのもやられた。
無理やり食べさせられて、無理やり吐かされた。…思い出してたらキリがないです」
稀依 「1番苦しかったのは…父と母が一週間家にいなかった時かな。
萌百と蓮逢は一緒に母達の方へ連れてかれちゃった。妹たちが私の唯一の救いだったの。
でも、連れてかれちゃったからいなくて…食べ物も3日で尽きちゃって
メンタル的にも崩壊しちゃって…でも、親たちにこんなに弱ってるところ見せたくなかったの。
だって、あいつらムカついてたから。ギャフンと言わせたかったから。
たとえ死にそうでも 苦しくても、何とか耐えた。6日目の時に、そろそろ限界になってさ。
家にお金ないかなーって探したら、母が置いていったお財布があった。
中には8000円…これなら、生き延びれる。そう確信した。
街に出て、スーパーに行って買い物をしたの。残り二日分の食べ物を買って、お菓子も買った。それで何とか乗り越えたんだ」
稀依 「食べ物を食べられて、お腹は満たされた。でも、心は今でもずっっと、満たされないままで。」
茉莉 「…そっか。そんなことがあったのね。…だってよ、お二人さん」
稀依 「…え?蓮逢?百萌?寝てたはずじゃあ…今までの話、全部聞いてたの?」
百萌 「うん、聞いてたよ」
稀依 「ぁ……あぁ。」
稀依 「…そっ…かぁ。 」
蓮逢 「ご、ごめんね。私たちが茉莉さんにお願いしたの。お姉ちゃんの過去のことを 聞きたいから
私たちのことを寝かしつけたふりをして欲しいって」
稀依 「そっ……か。謝らないでいいよ。…弱い私を見せたくなかったし 心配させたくなかったから
蓮逢達に今まで言ってこなかったの。…ダサいね、私…w」
蓮逢 「ダサくなんかない!1ミリもない!ここまで開き直れるお姉ちゃんはすごい人なの!かっこいいの!ね!?そうだよね?」
百萌 「…蓮逢がそう思ってるのなら、私もそう思ってると思う。
少なくとも、ちっちゃい時の私の目には、お姉ちゃんはかっこいい、ヒーローみたいな存在に見えてた」
稀依 「…な、なんか恥ずかしいな…(,,- -,,)…あ…ありがと」
百萌 「…良かった。 」
蓮逢 「お姉ちゃんって、たまーーーーに勘が鋭い時あるからさー、もし私たちが聞いてるってバレてたらどうしよーって不安がずっとあったよー」
稀依 「いや、茉莉さんの蓮逢と百萌寝かしつけたよの報告が自然だったからさ。気づかなかったよ」(多分7話参照)
茉莉 「あら。嬉しい」
蓮逢 「演劇部だったですか?」
茉莉 「えぇ、違うよー。ずっと帰宅部ー」
稀依 「え!嘘でしょ………」
コメント
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うわあ……第8話、胸が締め付けられるようなエピソードでしたね。稀依の過去の具体的な描写が一つひとつ重くて、特に「心は今でもずっと満たされないまま」って台詞がすごく刺さりました。それでも弱さを見せまいと耐えてきた稀依に対して、蓮逢と百萌が「ダサくなんかない」「かっこいい」って言ってくれるシーン、泣けました。姉妹の絆がちゃんと温かい方向に作用してて、救いがある展開で良かったです。茉莉さんの演劇部ネタで少し空気が和んだのも絶妙なバランスでしたね。次も気になります!