「初めまして。今日から呪術高専で呪術師を務めます。」
最初の第一印象は、
『綺麗』
ただそれだけだった。そう感じたのは、君の術式の所為もあるのかもしれない。
御三家を中心に多くの呪術師家系がある中、大して強くもない家系にとある術式を持った人間が生まれた。その家は自分達ではなく、高専で育ててもらう事にした。その者へ向かう鋭い刃が、自分達の首に向かないようにする為だ。
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齊蝶 藍
ザイチョウ アイ
呪術高専に2年の時に入学。齊蝶家の娘。跡取りではない。
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「藍ちゃんよろしくね〜。私はそこの馬鹿とかと違って物分りいいから。」
硝子が藍に言った。三人は藍の机に集まって話している。
「は?馬鹿じゃねぇし。」
悟が硝子に突っかかったが、硝子はそれを流して進めた。
「藍ちゃんの術式ってなに?」
齊蝶 藍の存在は悪い意味で呪術師の耳に入っている。誰もが「齊蝶家の─」と続けるものの、術式については何も語られていない。
「私の術式は──
寿命と記憶を削ること───
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コメント
1件
面白い予感!!続き待ってまーす🫶