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次の日。
「合唱部手伝えることになりました!」
「よかったね〜!!」
由夏先生に話すと、自分の事のように喜んでくれた。
「これから忙しくなると思うけど、お迎えはあまり気にせずに、歌に集中してね」
「ありがとうございます!…あと、今日告白しようと思います」
「ほんと!?…てか、めっちゃ髪サラサラじゃん!」
「好きな人の事考えてたら、リンスめっちゃ長くしちゃってました笑」
「そっか笑告白、頑張ってね!」
「はい!」
「ねねいってらっしゃーい!」
「行ってきます!」
学校に着いた。
「奏どうだった!?」
「やって良いって!」
「やったぁー!」
「夏海うるさい」
「何よもう!理央だって喜びなさいよ」
「別に?奏が忙しくならなければいいなと思っただけ」
「おはよう」
「奏太!!」
私は奏太の元に駆けつけた。
「具合良くなったの!?」
「もうバッチリ。昨日はラインありがとな」
「全然!良くなったなら安心!」
「…にしても、髪キレイだな」
そう言って、私の髪を触る奏太。いつ告白しようかな。
「奏太、放課後少し時間ある?」
「うん、あるよ」
「ちょっと話があって」
「うん、分かった」
「…」
一時間目が終わって、数学の教科書を片付けていた時。
「奏、廊下きて」
「うん?」
「奏太に告るんだろ?」
「…上手くいくかな…」
「きっと両想いだよ。奏と話してる時の奏太の顔、めっちゃ乙女だし」
「うそぉ!?」
「声でけぇ」
「ごめん…。でも、頑張らないと」
「もし、奏太と付き合えたとしても、俺とは親友でいろよ?」
「当たり前じゃん!でも、奏太と付き合ったら恋バナばっかりだけど覚悟してね?」
「…うん」
放課後。私は人がいなくなったタイミングを見て、奏太と一緒に廊下に出た。
「急にごめんね。呼び出して」
「全然。何かあった?大丈夫?」
「…私、奏太の事が好きです」
告白した。奏太の顔を見ることができず、下を向くことしかできない。
「…も」
「…へ?」
顔を上げると、奏太が私の目を見つめて言った。
「俺も、奏のことが好きだ」
その時、奏太が私をハグした。思えば、昨日は理央にハグされた。
でも、感覚が全く違う。「友達」からハグと、「好きな人」からのハグ。こんなにドキドキする物なんだ…。
「…奏。俺と付き合ってください」
「…はいっ!」
「いやー緊張したぁ!告白なんて初めてだわ」
「それな!…日記に書かないと」
「日記?」
「そう!これなんだけど」
奏太にトーク画面を見せた。すると、物凄く驚いた顔をして言った。
「…え?涼太って俺なんだけど」
「(思考停止)…ふぁっ!?」
ええええ??ちょっと待って、涼太くんが奏太って事?あ、でも、昨日涼太くん風邪引いてたし…。辻褄合う。
「え、ガチ?じゃあ、恵茉って奏だったの?」
「…うん!」
「…じゃあ、男友達に告られたって…」
「理央の事です…」
「は!?理央に告られたの!?」
「昨日ね。イメチェンして学校行ったら告られた」
「イメチェン?…あ、昨日髪型可愛くするって…」
「ハーフアップしていったの」
「…明日してきて」
「良いよ」
「まさかの奏だったとは…」
「涼太くん奏太だったんだね」
「…てことは、ずっとお互いの話してたんだ」
「…はっ!明るくて優しくて少し天然て、私の事!?」
「…あ、やべ」
「笑おもしろいね何か」
「な。…奏」
「ん?」
「好きだよ」
「…私も!」
こうして、私と奏太は付き合うことができた。
まさか恋日記の相手が奏太だったとはね…。
これからは「幼馴染」じゃなくて、「恋人」です!
〜end〜
予定通り7話で終わりました!最終話なので長めにしました!
まぁみなさん気づいてましたかね…、恋日記の相手が奏太って。
奏は合唱部でどうなったのか知りたい方多いかもしれないんですけど、もし合唱部での話が読みたい人はコメントしてください!もし少しでも読みたいという人がいましたら、時間かかりますけど作ろうと思います!
また物語作れたら投稿もしたいと思ってます!
バイバーイ!