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宝箱のミント

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宝箱のミント

1 - 第1話

♥

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2025年03月01日

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見つけた…ここが、私の居場所なんだ!!

宝箱のミント

第一話


 朝5時。冷ややかな空気と、昇りかけの太陽と共に、私の1日は始まる。屋根裏部屋。冷たい地面、小さな窓、そこから差し込む光で、私は目を覚ます。

 私はいつも通りの着尽くした、裾がボロボロになり、つぎはぎだらけの仕事着に着替える。

 この孤児院の子供や、大人たちの衣類を、たらいに入れて、外に出る。細い腕で、できる限りの力を入れて、井戸から水を汲み出し、たらいに入れる。一つ一つを丁寧に、洗剤と水につけて、洗濯板で擦り、汚れを落としていく。

 今は冬。上着もなしに、長時間冷たい水に手が入っているのは、何年経っても耐え難く、かなりきつい。それでも、耐えてなければ、私はここを追い出されている。だから、やらなければならない。


 朝6時。全部の衣類を洗い終わり、室内に持って行き、窓際に干す。あと30分ほどで、みんな起きてくるため、それまでに、子供23人と大人3人の服を全て干し終わらせないといけない。


家主「おい!!まだ終わっていないのか!?お前は本当に仕事が遅いな!!!もうここを出るか?あぁ!?」


 なんで…?起きてくるがいつもより早い。どうして?違う、それよりも、謝らないと、追い出される。


ミント「ごめんなさい!ごめんなさい!すぐに終わらせますから!追い出すのだけはやめてください!お願いします!お願いします…!!」


家主「うるさい!!ギャーギャー騒ぐんじゃねぇ!!」


 家主の右腕が上がる。固く握られた拳。怒り狂った表情。全てがスローモションに見えているのに、体は全く動かない。

 

 あ…また避けられない。


ドカッ


 左の頬に衝撃が走る。口の中で血の味が広がり、視界が少し霞む。けど、追い出される恐怖に比べれば、こんなこと、日常茶飯事で、痛くも痒くもない。

 胸ぐらを掴まれ、図体のでかい、太った家主は、小さく、貧相な私の体を軽々と持ち上げる。

 持ち上げられた体は、抵抗することができず、軽々と投げられる。硬い壁に打ち付けられた私は、背中と頭を打ち、意識を失いかけたが、それよりも眠っている間に、追い出されるのでは、という恐怖に、私は襲われ、意識を保った。


 その後も何度か私を殴り、蹴り飛ばし、満足したのか、「掃除しとけよ。」と言って、去っていった。





急に初めてすみません💦

描きたくなっちゃって、キャラデザは後日載せると思います!

読んでくださりありがとうございました!

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