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【青視点】
水「僕結構ここにいるけど、あんま見ないね」
青「今日来たからな」
こいつ、ずっとここにいるのか…
なんかの治らない病気なんかな、…
水「そっか、…」
こいつ、悲しそうな顔してるけど…
そんな重い病気なのか…?
まさか、もうちょっとで死ぬ、とか…
青「お前、死んだりする病気なのか…?」
水「ぅん、…」
顔色がもっと険しくなってる。
これ、聞いちゃだめなやつだったかも
青「あ、ええよ。無理して答えんくても」
水「うん…。ごめん」
やっぱこいつはどこか我慢してるようにしか思えない。
もしかして俺より追い詰められてるとか…
それか、病気だからか…?
あ~、もうわからない
これ以上考えたら頭が回んなくなる。
しかもこの雰囲気を変えなくては…
青「あ、俺は猫宮青っていうで」
とにかく名前言ったらええやろ…
水「青くん…」
なんか病院で友達ができるって新鮮な気分だな…
水「僕は、稲荷水。」
青「水、か。これから俺らは友達な…」
青「友達やから何でも相談してな… 」
水は…
いや、水なら…
俺の本当の友達になってくれるだろうか…
青「水は言いづらいだろうから俺から言うわ…」
青「俺は、ストレスの病気で入院してるんや…」
青「手術受けたら治るらしいねんけど、…」
水「けど、…」
青「俺、もう生きるのやめようかなって思ってん」
水「えっ…」
青「なんか、もう辛くてな…。ごめんなこんな暗い話。」
初めて誰かに…
いや、俺の友達にこんな話できたかもしれない
水「ううん、」
青「水も無理せんくてええんやからな…」
他のみんなとは違う…
俺が俺でいられる君の前。
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