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あったかいろ
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ねぇきんとき。
「…起きてないよね」
肌が触れ合う香り
6畳半の一室。
「全てを忘れて、君に尽くせて嬉しかったよ。」
今の温度で伝えたいね。
最近は寒くて…笑
冷たくて寂しがりな手で、
君のこと幸せに出来たかな
頬が染まる君の顔
体温を感じさせる感触。
まだ少しあるから、昔話でもしようか
君と出会ったあの日。
教室の一角。
何も出来ない俺のすぐ側で、君が笑って
瞳を奪われた瞬間
君の表情に圧倒されちゃったんだ。
頭も良くて学級委員の君。
教室で努力してる横顔、負けて悔しがってる顔
ステージに登り、透き通った声で歌う君
すっごく輝いて見えて。
沢山話しかけちゃったよね笑
「俺すっごく嬉しかったんだ。」
夕日に照らされて、寄り道して帰ったり
キャッチボールして楽しく笑ってくれたり
一緒に考えて歌ってくれた曲、ずっと頭に残ってるよ。
泣きながら話した日もあったよね。
迷惑ばっかかけてごめんね。
その後も進学して。
一緒にご飯作ったり、ゲームしたり
ずっと二人で、何事も挑戦して
努力し続けてる君が好きだったよ。
俺も傍で見届けられたら…
なんて。
これまでの日々全部
すっごく幸せだった。
…?泣いてる?
ごめんね
話、分かっちゃうよね
涙の味がする唇
心地の良い呼吸音
「もう行かなくちゃ。」
もう君以外の人は見えないよ。
ずっとずっと。