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今回は 、
上げ 直し デス ‼️🙌
なくぬ 様 の た め な ら 、
も っ と いい の
か き た い ん で ❗️
今回 の 題名 は 、
/最 大 離 角 。/
start !
🎀-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-.-🎀
彼は突然、降り落ちてきたのだ。
限りなく広い空の上。
かげりなくひかる星の中から。
たった、かけらの、
この街、この場所に向けて、
一直線に。
これを、運命と言わずして、
なんと言えばいいんだろう。
『千切 -、..宿題 手伝ってぇ ~泣』
俺 、潔 世一 は、
史上最大級に困っていた。
なぜなら 。
『あ ~の ~な ~っ!』
大学の論文を、
書き終えていなかったから !!
『おまえしかいないんだよ–っ!』
そして、俺が今、情けなく助けを求めている
相手。
それが。
『俺はお手伝い屋さんじゃないんだよっ!』
学内で、
顔、頭、体、地位、名声 ..
それら全てのNo.1の称号を持つ、
才媛っ !!
『千切ひょうま ーっ!泣』
『うっせえよ!しつこすぎんだろ ..』
一応、こいつは、
俺の幼馴染。
ダメな俺と、
できる千切。
この差はなんなの!?
ハラ ..
肩に落ちてきた雪を見て、
俺は言う。
『もう クリスマス かぁ 、/』
『.. 俺の誕生日だな。』
『俺の誕生日でもある。笑』
俺と千切の誕生日は同じ。
いや、こいつの場合、
誕生日というのかわかんないけど、、
『.. お前が天から舞い降りてきたの、
いつだっけ。』
『..忘れた。』
しまったと思う。
千切は、この話題が
とにかく嫌いだ。
『.. (むすっ』
案の定、スネてしまった ..
どうしよう!?
『おい 、』
『どうした?』
『今日、夜空いてるか?』
『え ?まぁ 、、』
『んじゃ、駅前集合。笑』
そう言い残し、千切は去っていった。
『なんだよ、もう ..』
今日は、千切のプレゼントを
買いに行こうと思ってたのに。
明日、クリスマスなのに。
~夜 ~
『きたぞ ~、笑』
『おっせぇよ、!』
『来ただけありがたく思え!』
こいつ、ほんと
わがままお嬢 ..!
しばらく歩いた。
ついたのは、昔から二人で遊んでた
河原だった。
『うわ、なっつ!
よく覚えてたな、!』
『..まぁ 、生まれた場所だからな。』
胸が、痛んだ。
苦しいほどに寂しそうな千切を、
慰めたい。
でも、どうすればいいんだろう。
『...っ!?』
『え 、』
気が付けば、俺は泣いていた。
どれだけ泣いても、
こいつは救われないのになぁ。
『.. 潔 。あれ、見て。』
千切が急に、上を指差した。
『なんだよ 、』
上を見た。
すると。
『わあ っ.. (驚 喜』
満天の、星があった。
きらきらっと輝く、
その星たちに、
一つ一つ、名前なんてないんだろうな。
『なぁ 、潔。』
『ん?』
『俺は、捨て子だったんだろ?』
唐突だった。
『えっ 、いや 、』
『わかってたよ。
お前、嘘つくの下手だし、
天から舞い落ちるとか、
ファンタジー?ラピュ◯かよ、笑』
『ーーーーーーっ ////』
バレてたんだ。
『お前、昔から、なんもできないくせに、
優しかったよな、笑』
あの日、俺が見たのは、
河原に捨てられた、
ゆりかごと、赤ちゃんだった。
俺自身赤子だったけど、
なんでか、それだけ、
鮮明に覚えてる。
『この前、俺の母親って名乗る奴が
現れた。』
『っ 、!?』
『今更ふざけんなって話だよな、笑
でも、もう いいんだ。』
『俺、金星に行くから、』
時が止まった。
『は 、え?
金星 ..って、
お前こそ、ファンタジーかよ、
ガキだな、、笑』
『、、本当だよ。
その、母親っていう奴が、
金星の研究して、
住めるようになったとか、言ってた。
でも、命の確証、ないんだって。』
『だから、一応お別れを ..』
『ふっざけんなっ、』
なにそれ、意味わかんね、
なんだよ、お前、
俺を置いてくのかよ。
もしかして、死ぬ気なのか、?
親に捨てられたこと、
そんなに悲しかったのかよ、
『..ちげーよ、ばーか、』
俺の考えを見透かしたらしい。
ぷはっと吹き出した千切。
そして、こういう。
『俺は、もっと広い世界を見てみたいだけ。』
『きっと、帰ってくる。』
『きっとじゃない、、
絶対って言えよ、』
自分でも驚くほど小さい声だった。
震えているような、いないような。
『プレゼント、渡してねぇんだよ、』
『.. 潔。じゃあ、俺から先にプレゼントするぞ。』
千切が言った。
『え 。』
戸惑う俺を無視して、千切が言う。
寒いのか?
みみがあかいような ..?
『..ん、』
出されたのは、手紙だった。
『はい????』
誕生日に手紙とか、
小学生かよ、
思わず俺は、笑った。
『はいはい、ありがとねー、笑』
『っ 、、』
傷ついた顔をした、千切。
お得意の足で、
走り去ってしまった。
『あ ..』
俺は、手紙を開く。
潔へ。
突然こんなん渡されて、
困るよな、笑
でも、本気なんだ。
..好きです。
ごめん。
これしか言えねぇわ。
付き合ってとか、言えない。
もしかしたら、一生会えないかもなのに。
俺がお前の生活を縛れない。
ただ、伝えたかったんだ。
じゃ、また会えたら会おう。
追記
今日は、最大離角って言って、
金星が見えるらしいぞ。
『なに、それ。』
なにが、縛るんだよ。
縛って欲しいくらいなのに。
なにが、
また会えたら会おうだ。
会えるに決まってんだろ。
なにが、最大離角だ。
俺とお前のことなのかよっ、
それって!
あいつに。言わなければ。
これを言わずに、
あいつを送り出したくない。
ークリスマス ー
『おい、千切。』
『..あ 、』
『昨日の、どう言うことだよ、!』
『..仕方ねぇだろ、』
『..はぁ 、、
今日、また河原に来い!』
俺は、千切を呼び出した。
ー河原にてー
『おい、千切。』
『..何。』
『、、俺は、お前が、』
『しーっ』
急に、指を突き立てられ、
驚く。
『それは、言うな。』
往生際が悪い。
もうこうなりゃ、奥の手だ!
ちゅっ
『は ….//』
『べっ !』
『お、ぉまっ、なにしてっ 、、!?//』
『自業自得だ、
わがままお嬢。』
『..っ、 潔。
この星の名前、全部言える?』
川に映る、満天の星を、
千切は見ている。
『..いーや、』
俺は、天を見上げている。
『..だよな。結局、みんな、他人事なんだよ。』
『..』
『..いいんじゃねーの?』
『え 、』
『たとえ、名前を誰も知らなくても。
綺麗に光ってることに、
変わりはねぇだろ。』
ふっ 。
『..だな。』
初めて、千切がこっちを見た。
初めて、だ。
『お前、ほんっとに、、
敵わねーよ。(笑顔』
初めて見せた、
本気の笑顔。
『..なぁ 、潔。』
『何?』
『月、綺麗だよな。』
『え .. ?う、うん?』
何言ってんだ、こいつ、、
と思うが、誤魔化す。
『.. (くすっ
鈍感なお前からの返事は、
金星から帰ったときにでも聞いてやるよ。笑』
『は ?!』
『じゃーなっ!絶対会おうぜ!』
『..あったりまえ。笑』
ハグは、我慢する。
キスも。
きっと、いつかできるよね。
帰った。
すっきりとした気分の中で、
ふと、『🔍 月が綺麗 意味』と、
検索した。
したら。
『 ~~っ ////!
あんのっ、ばかお嬢 ーーっ!』
ふざけんなっっ////!
ー五年後ー
あれから、五年。
今日、帰ってくる。
千切。
やっと、会えるんだ。
今日のために、考えてきた言葉がある。
聞いてくれるかな。笑
『死んでもいいわ 。』
届いて欲しい。
これが俺の、五年分のプレゼント。
はいっ!
終わり ~!
頑張った!
ストコン最優秀取れたら、
続き出そうかな!笑
コメント
2件
いやもう好きすぎます🥹なんて言うんでしょうか、こう言葉遣いが綺麗で美しい作品好きなんです💗参加ありがとうございます😭😭
言葉の意味、調べてみてくださいっ! もし、好評だったら、千切サイドか、 五年後に出会うとこ、 または両方書きますっ! なくぬ様が欲しいなら、 即!書きますっ!