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その日、国王より王都全体に、スケルトンナイトの大群が王都に向けて襲来して来ていること、王都の全ての城門を閉鎖して国軍が防衛に当たることを周知。
城門が閉じる前に全ての街道に向けて、伝達役を走らせ、王都に向かうものに引き返すよう通知していた。その足で隣接の領主に対し、戦力となり得るものを派遣するよう依頼も同時に行っていた。
その後、決戦に向けて、ニコラス王子から今回の防衛の方針を聞かされる。
国軍の精鋭部隊と補給班、さらに任意で募集した精鋭の冒険者が王都の外で待機。集団の外で討伐戦とする。調査隊の報告もあって、スケルトンナイトの数より長期戦を覚悟しての決死の布陣である。
王都の中にも周囲に残りの国軍を全員配置。まさに総力戦の様相である。
外の精鋭部隊はカジャン総隊長が、内部の防衛隊はニコラス王子自ら陣頭指揮を取るとのこと。
さすがに動きが早い。優秀な人たちやな。なんとか、この王都を守ろうと行動してる。いい国やな。僕も少しでも尽力できるよう足掻きますよ!
ここまでですでに日が暮れているので、準備が整ったことに合わせて、明日に向けて早めに休んでおくようにとのことであったが、ニコラス王子からは、何回も頭を下げられた。恐縮です。
「ユメさん!夕食の用意ができたんで、いきましょ!」
「はい!みんな行くよ!」
「「「「はーい!!♡☆」」」」
「おーけー!」
別室に行くとニコラス王子も一緒にいらっしゃいました。みんなで夕食の時間です。
「ユメ殿、明日はよろしく頼みます。とにかく、黒の軍団には世話になりっぱなしで申し訳ないが、今は国の危機と言っても過言ではない状況なので、ご理解いただきたい。」
「もちろんです。ここで断ったら、黒の軍団は解散になるそうです。笑。」
「せやで!うちの眼の黒いうちは漢気を見せんとあかんのやで!情けは人の為ならずや。」
「はは、ありがとう!ところでユメ殿!このかわいい子は誰だい?ずっと気になってたんだが。」
「あ!そっか。カグヤ様です。」
「はい?」
「ニコラスよ。うちや!カグヤ様や!よう覚えときや〜!敬うんやで!」
「は、はい。」
「すいません。お構いなく。」
「お構いなくっておもろいな!それええで!」
もう!怖いわ!
「ところでユメ殿!今回、王国で王都防衛の方針を決定したが、貴殿の思うところを聞かせてほしい。」
「はい、正直言うと僕たちはスケルトンナイト討伐に苦戦しないと思ってます。ただ、数が多いのでどれくらいの期間がかかるかは想像できないです。長期戦になると予想してますので、国軍側が持ち応えられるのかと言うところですね。
あとは、死神です。今のところ死神に対しては、有効な手段がありません。これが一番のリスクになります。ラキ山頂の洞窟に留まっている分には王都の脅威にはなりませんが、彼の呪術は麻痺とHP減少があるみたいなので、かなりやばいです。」
「そうだな。長期戦はなんとかするしかないが、問題は死神か。うーん。ユメ殿に手段がないのであれば、悔しいが運次第か。」
「すいません。ある程度期間があれば、鍛えてくるんですけど。」
「いや、今でも十分すぎるくらいだ。感謝している。ありがとう!そろそろ休んでくれ!」
僕たちは部屋に戻って、明日のことを考えつつも、すでに全裸祭りに突入している。もちろん、マリアさんも参戦してます。
まあ、これも明日のためといえばそうなんですけど、周りから見れば、余裕があると思われるんやろね。
お風呂タイムで、ご奉仕を受けまくりやがりです。あくまで、エナジーチャージですから!
みんなで充分に満足したのちに全裸でベッドに戻るとついに来ました。第二弾!
このタイミングでいいんでしょうか?
もう、すでにウキウキしてますよ!
さて、何が出てくるのやら。
◇◇◇◇◇