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アベ穹
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仕事に疲れたアベンチュリンが暴走して穹くんを襲う話です。
性的描写はギリありません。
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「はぁ………」
アベンチュリンは大きなため息をついた。
その理由は仕事がたくさん残っていて睡眠を取れていないこともあるが…何より…
「穹くんに会いたい………。」
これが一番の理由である。
あれこれもう一週間は会っていない。付き合っていないとはいえ好きな人に会えないなんて苦痛でしかない。
(告白………しない方が彼のためなんだ。)
アベンチュリンは気づいていた。
穹は自分のことが嫌いだ。
思い込みではない。穹は見るからにアベンチュリンを避けている。前だって彼に声をかけたら
[げッ…]っと言われる期末…。好きな人からこんなことを言われたら誰だって叶わない恋だって思うだろう。
それでも______________。
「好きなんだ…。」
そんなことを口にした後にふとスマホの画面を見た。
(通知………え?…穹くん……?)
アベンチュリンはびっくりし、目を見開きながらスマホをみた。
『デートしないか?』
ガタッッッ
「すぐに終わらせよう。」
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「返事来ないな……。」
穹は自分の部屋のベッドに横たわりながらスマホを見ていた。
(やっぱり仕事忙しいのかな……。)
そのメッセージを送ったのはついさっき。ではなかった。
本当は2日前ほどである。その日は高級ゴミ箱が売ってあり自分の手ではとても買えない物だった。
(でも、もう買っちゃたしな…。丹恒が)
デートする用事も無くなったのでメッセージを消そうとしたが…
「あれ?既読になってる」
さっきはなって無かったのにと二度見してしまった。
するとすぐにメッセージが来た。
『すぐに終わらせるよ。まっててね。マイフレンド』
ゾクッ
寒気がした。
そう。穹はアベンチュリンのこういう所が苦手なのだ。
(なんだよ…マイフレンドって………)
「名前で、呼べよ………。」
いや、そんなことよりも…デートどうしよう…
正直今はそんな気分ではない。今は部屋のベッドでゴロゴロしたい気分なのだ。
すでにメッセージで理由を送ったが既読にならない。このままだと列車に来てしまうのではないか。
(まぁ…来てもいっか…どうせ来ても仕事に疲れて寝るだけだろうし。)
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「穹…くん……」
「アベンチュリン………?」
アベンチュリンが穹の部屋を訪れたのはもう夜だった。
もしかしてこいつ…今からデートする気か?
「アベンチュリン…その俺もう眠いし…寝るからさ…その………デートはまた今度にしないか?」
穹は愛想笑いをしながら言った。アベンチュリンは何も言わずに呆然と部屋の入り口に立っていた
(…?どうしたんだ?こっからじゃ表情が見えない)
穹はアベンチュリンが心配になりベッドから降りようとしたその時
ドサッ
「え?」
アベンチュリンが穹を押し倒した。
(え?何?何で???)
頭の中が?で埋め尽くされる。
「あ、えっと………アベンチュリン?…どうした?ちょ、ちょっと怖いんだけど………。」
穹が(何か喋ってくれ。)と視線を送るもアベンチュリンは何も言わない。
(本当にどうしたんだ…こいつ)
「なぁ…アベンチュリン?」
「穹…………」
スルッ
「へ?」
アベンチュリンは穹の服の中に手を入れた。
「ちょ、ちょっと!?アベンチュリン!?どこ触ってンだよ!!!」
穹は必死にもがき抵抗するも全て無意味である。
「アベン……チュ…………リン……」
力が上手く入らない手でアベンチュリンの腕を掴んだ。
「……え、………穹くん?………え!?」
アベンチュリンは涙目になっている穹を見た後に自分の腕がどこにあるか見てすぐに穹から離れた。
「ご、ごめん!!?…え?!こ、これどういう状況なの!?」
焦っているアベンチュリンを穹はポカンとしながら見ている。
(状況聞きたいのこっちなんだけど………💢)
「もう!アベンチュリンなんか知らない!!」
穹は顔を真っ赤にしながら言った。
「え!?穹くん!?!?」
アベンチュリンは穹の部屋から勢いよく追い出された。
「う~ん…よく分からないなぁ…」
そんなことを思っていると目の前に穹のセコムが発動していたのはまた別の話。
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アベ穹増えてくれぇぇぇぇぇえ!!!
穹くん推しの人より。
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