ひとつちいさなの星から産まれた俺
同年代よりも一回り小さい身体をして産まれてきた俺
そんな俺がなりたいと思ったのは大きな白い翼を生やした背の高い人
でも俺は小さな黒い翼
本当に僕はあなたみたいになれるのか。
この黒色の羽を白くし大きくなるか。
そうなる為に1から教えてください。
「 木兎光太郎さん。 」
空の世界で産まれた俺、同年代よりも一段と小さな黒い翼周りはもちろん皆天使なので白く、俺だけ黒いのは完全に浮いてしまう。
この翼を持っているといじめられる、白くなろうと努力するがつまづいてしまう、もう嫌だ
羽を切ればこの世の人はすぐに死んでしまう、
俺は自分の哀れな行動を振り返ってナイフを取り、羽を切った
…いや、切ってない、何者かに止められた。
驚きと怒りが混ざりすぐさま顔を上げると、そこには言葉を失うほど真っ白で大きな翼を持った人が俺の手を掴んでいた。
「何してんの!!死んじゃうよ!?」
赤葦「…!!」
赤葦「綺麗な翼…ボソッ」
「えっ…」
しまった、口に出た、引かれた見た目も相まってもっと引かれた
赤葦「あ、すみません…離れてください…あなたも黒くなっちゃいますよ…」
「俺の翼…綺麗?」
「本当…?」
赤葦「…はい、本当に美しいです」
「初めて言われた…ありがとう!」
「君名前は?俺は木兎光太郎!!」
赤葦「あ、赤葦京治です」
赤葦「木兎さん?よろしくお願いします」
木兎「よろしく!」
木兎「なんでさっき離れてって言ったの?」
赤葦「…翼が黒くなるからです」
木兎「えっ?なんで」
赤葦「俺、翼が生まれつき黒いので、近寄ったり触ったりすると相手も黒くなるって…昔言われて…」
木兎「じゃあ試してみるぅ?」
赤葦「えっダメですよ!!そんな綺麗な翼が…!!」
ピタッ…
赤葦「…?」
赤葦「大丈夫、?」
木兎「ほら!大丈夫だった!!そんなの嘘だよ!!」
赤葦「ホッ…」
木兎「じゃあ次は俺に触れてみてよ!!もしかしたら赤葦の翼が綺麗になるのかも?」
赤葦「そんな訳…」
木兎「ほら!いいから!!」
ピタッ…
木兎「どー?」
木兎「…って」
木兎「は…?」
赤葦「な、なんだこれ…」
赤葦「なんで左右で色が違うんだ..?」
赤葦「どうしよう…戻さなきゃ」
木兎「赤葦…」
赤葦(この人にも…また…捨てられるのか?)
赤葦「はい…」
木兎「すっごい綺麗な翼だね…ニコッ」
赤葦「へっ…?」
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