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irxs
注意書き(?)については1話をご覧ください。
今回白さん口悪いです。ご注意を。
青さんside
思えば、あれは一目惚れだったんかもしれん。
笑った顔が可愛くて、ちらっと見てると、いろんなひとにやさしくて。
でも、告白するにはしょうが邪魔だった。
しょうがほとけのことが好きなんだってことはすぐにわかった。
ほとけがこっちにくると頬を赤くして顔が綻ぶから。
でもほとけはしょうのことを恋愛対象として見てない。多分。
話を聞くに双子のような存在やと思っとるんやろう。
だから、しょうは勝ち目がない。
白side
5)あの、ほとけ…?
2)なあに?いふちゃん
5)ちょっと話したいことがあって…。こっちきてくれへん…?
なんだか、嫌な予感がした。
2)?うん。わかった。
いけないことだってのはわかっとるんやけど、わかっとるんやけど…。
どうしても、気になって…。
ついていくことにした。
体育館裏…。
こんなとこですることなんて、告白ぐらいしかない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
5)あんなほとけ…
私、ほとけのことが好きやねん。
あ、やっぱり。
2)え…?
どうしたんや…?
2)…すっごく、うれしい。ありがとう。
僕も好きだよ。いふちゃんのこと。
5)ほんま?!!
ああ、最悪だ。
うちの方が、まろちゃんより先にいむくんのこと好きやったんに。
結局いむくんはうちのこと双子みたいな存在としか見てないんやな。
うちはこんなにも好きなのに。
隠れているうちの先で、まろちゃんといむくんがハグしている。
ふと、まろちゃんがこっちを見て、笑ったような気がした。
3)ッ、は…?
目の前が、ぐるぐる歪んで、真っ暗になった。
青side
ああ、やった。やっとほとけを手に入れることが出来た。
ずっとしょうと近くにおるから面倒臭かったけれど。
あのとき私らをつけとったんも知っとるし。
だから、笑ってやった。
これで、私の勝ちや。
って。
白side
あのときまろちゃんが笑っとったのは何なんやろう。
まさか、うちが見とったんを知ってた?
ちがう、それどころじゃない。いむくんが取られた。
どうしよう。
そんなとき、スマホが鳴った。
3)誰…?
3)ッ…!!!
まろちゃんからや。
恐る恐る画面を開く。
3)はぁ…ッッ
そこに写っていたのは、キスをしている二人の写真だった。
そのとき、うちの中で何かが爆発したような感じがした。
3)チッ…どんだけ性根腐っとんねんあのクソ女
ふざけんなよ、いむくんのことなんっも知らんくせに。
もういい。
3)こんなことすんなら、寝取ってでも奪ってやる。
青side
ぞくっとした。嫌な感じ。
さっきしょうに送った画像、既読はついたけど返事はきてない。
絶望してんのかな、怒ってんのやろか。
どっちにしろ、反応が楽しみやな。
なんて思う私は、酷く性根が腐っているんやろうな、って思う。
まぁ、おもろい方がええやん、?笑
どんっどんドロドロになっていくのでよろしくお願いします。
では。
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