君と食べるアイスは

いるま「一生親友でいよう…！笑」

なつ「……」

なつ「…なんで？」

なつ「まって…ｯ」

いるま「…笑」

なつ「おいてかないでｯ…」

＿＿＿

いつも二人で渡る踏切

その先の二人で遊んだ海

教室から見える青空

声をかき消す蝉の声

窓際の花瓶

君の笑い声喋り方

君の何もかもがずっとずっと嫌な程に

フラッシュバックしている

＿＿＿＿＿

⒈

いるま「なぁっ…まじで今日あつくね、？｣

なつ「それな？」

いるま「さすがに死ぬよ？」

そう言っているまは制服をぱたぱたして

涼もうとしている

こういうひとつの動作で可愛いと思ってしまう

なつ「アイス買ってかね、？」

いるま「買う…！」

アイスと言った途端に可愛い笑顔を見せてくれた

愛おしすぎるこの姿に俺は引き込まれた

多分、今俺の顔まじでにやついてる

いるま「生き返るわ〜っ！」

なつ「なっ笑」

いるま「なにニヤニヤしてんだよ…」

なつ「あ やっぱり？」

いるま「おん…きっしょいよ」

なつ「なんでだよ！笑」

いるま「んじゃっ！また明日」

なつ「おう！」

まだ帰りたくないなんて言えねぇよ…

いるまは大切な友達って思ってくれてる

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

いるま「なぁ！」

こさめ「なにぃっー？」

いるま「学校…さぼらね？」

なつ「うぉ”ぉ”ー!!!海ぃー！！」

らん「なんでだよ笑」

すち「サボる気満々じゃん…笑」

みこと「さぼっちゃだめ！！」

こさめ「アイス…」

なつ「海…」

いるま「ゲーセン…」

みこと「うｸﾞｯ…」

すち「揺らいでる笑笑」

らん「負けるなぁ!笑」

いるま「よし笑さぼるか」

みこと「怒られても知らんからな！」

らん｢まず海行くか？｣

こさめ「うみぃー！！」

俺らは6人でずっと一緒だった

でも密かに鬱陶しいと思い始めていた

もう、ずっと大切な友達って自分に言い聞かせている

きっといるまに執着しすぎてるんだと思う

なつ「ちょっと俺ジュース買ってくるわ」

なつ「お前らなんかいる？」

いるま「じゃあ俺ジンジャーエール」

すち「お茶〜」

みこと「じゃあ水！」

らん「じゃあ俺一緒にいくわ〜」

こさめ「こさもいくー！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

なつ「えっといるまがジンジャーエールで…」

なつ「すちが……」

らん「ねぇなっちゃん、」

なつ「ん？」

らん「なっちゃんは…いるまが好きなの？ 」

なつ「え…？」

なんでばれてんの…？

らん「なんでって顔してるね、笑」

なつ「きっしょ…」

やべ、つい本心が…

こさめ「いや笑ばればれやろっ！笑」

こさめ「だって笑ねぇ、」

らん「うんうん！ 」

なつ「まじかよ…」

なつ「ねぇ…すちみこは知ってんの？」

こさめ「もちろん！」

なつ「じゃあさ協力…して？」

＿＿＿＿♡▶50