テラーノベル
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「慎太郎くん。ちょっといいかな」
「なんですかその呼び方は?」
「ここにお座りなさい」
「…はい」
「こほんっ…」
「賢ってどうしたんですか?」
「…これ」
「これが何かしたんですか?」
「な…何かしたって!これが何だかわかってんのか?!」
「何だかって、エロ本ですよ」
「…しれっとエロ本とか言うな………」
「このエロ本がどうかしたんですか?」
「エロ本エロ本連語しやがって…
どうした。とかじゃねーよ」
「何をそんなに怒っているんですか?」
「べ…別に怒ってるわけじゃなくて…」
「健全な男子なら持っていても別におかしくないでしょ」
「…内容に問題があるだろ……」
「特におかしな内容ではなかったですけど」
「【オトコを喜ばせるテクニック】って題名事態がおかしな所だらけだろっ!」
「俺の恋人はオトコなんだから、全くおかしくないですよね?」
「話になんね…」
「質問に答えただけですけど」
「はぁ…だいたいな〜どこで買ってきてんだよ」
「どこって?大人のお店ですけど」
「おまっ…そんなアダルティーなお店に1人で行ったのか!」
「いけませんか?」
「……」
「湊さんはいろんな方とお付き合いされてたみたいですから、経験もそれなりにあるでしょうけど、俺はあんたしか知らないから、ソレについて勉強しようとしただけです。それのどこがいけないんですか?」
「まったく…」
「…」
「お前は…そのままでいいよ…」
「?」
「こんなもん読んで妙な知識つけなくていい…」
「湊さん…」
「も〜〜!これは、没収します!!」
「えーー!」
「えーーじゃね〜!」
「ちなみに湊さん…中…読みました?」
「…………読んでねぇ」
「ふ〜ん。読みましたね」
「読んでね〜って」
「別に恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか」
「こんな過激な内容のなんか読まね〜よ!あっ…」
「読んだんですね。笑」
「///」
「今晩試してみます?」
「試さね〜…」
「たまには違う…」
「嫌だって言ってんだろ!」
「冗談ですよ。笑」
「………いつもので…いい」
「😊」
「な…なんだよ…」
「あ〜ぁ。せっかく勉強したのに無駄になっちゃったな〜」
「お前な〜!」
「でも、いつものなら今夜しても良いんですよね?」
「お前!わざと…!」
「いつもの。しに行きましょう♡」
「ふざけんなっ!今夜は別で寝る!」
「いつものにしますから」
「こっち来んな。バカ慎太郎!」
「湊さん…服掴んでたら俺、自分の部屋行けませんよ…」
「慎太郎の…あほ…」
「一緒に寝てもいいですか?」
「……寝るだけだぞ」
「はい…(ギュッ)」
【あとがき】
すみません(土下座…)
数時間前の投稿で、次は…なんて書いたのに、舌の根も乾かぬ内に新作投稿してしまいました…
だって…頭の中で しんみな が勝手に会話はじめちゃったんです…(泣)
思っていたイチャイチャのラブラブではありませんので、そちらはまたの機会に…
読んで頂きありがとうございました♪
月乃水萌
コメント
4件
ありがとうございます😄