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ある日のこと・・・。

オレの名はモブ男。博士に頼んで男子なら絶対に叶えたい夢を俺が叶えてやるぜ!

モブ男『いよいよですね!お茶の水虫博士!』

お茶の水虫博士『ああ。完成じゃ!』

それは、手のひらサイズの小型スイッチみたいなやつであった。

かなり嬉しいあまり興奮してきたモブ男はお茶の水虫博士にその小型スイッチみたいなやつを渡されると声を上げた

モブ男『おー!これだ!俺はついにこれを手に入れた!これで男子なら絶対にやってみたい夢を叶えてやるぞー!そう・・・・・このスイッチひとつ押すだけで時間が止まるスイッチ!これで巨乳美女にあんな事やこんな事ができる!ではさっそく・・・』

すると、フラグちゃんが死亡の旗を上げて登場した。

フラグちゃん『立ちました!』

モブ男『げっ!フラグちゃん。』

フラグちゃん『げっとはなんですか!モブ男さん、怪しい物を使うのは死亡フラグです。何を企んでいるのですか?』

モブ男『決まっているじゃないか。男の理想、男のロマン!これを使って俺は時間を止めて、美女達を・・・ぐふふ。笑』

モブ男はいやらしい顔で答えたが、それを聞いたフラグちゃんは呆れた表情だった。

フラグちゃん『くだらない最低なロマンですね。下品すぎます。』

フラグちゃん『モブ男さん、モテようとして色々やっても無駄ですよ?あなたは・・・』

モブ男『そんなことは聞かないもんねー!俺は男子のロマンを叶えるんだ!考えたら即実行あるのみ!』

フラグちゃん『そうは行きません!待ってくださいモブ男さーーーーん!』

お茶の水虫博士『待てモブ男君!説明するのを忘れていたけどそれはまだ試作品で3回しか使えないのじゃ。・・って行ってしまったわい。あれは3回しか使えないというのにもし4回以上使えば嫌なことが起こる気がする・・。』

・・・



一方その頃、東京渋谷

私の名前は水戸百合香。幼馴染の獅子原颯太とクラスメイトのもかちゃんと龍田くんと映画を見に行っていて休日を過ごしています。

獅子原『映画楽しみだなぁ。あの映画けっこう人気だからね。』

百合香『そうだね。早く観たいね。』

もかちゃん『早く行きましょうです。ししょー、百合香さん、龍田くん。』

龍田『なんで俺まで呼ばれるんだよ。ったく。』

獅子原『良いじゃないか〜。休日はお出かけするのが一番だからねー。』

百合香『あっ、着いたよ。』

数時間後…

獅子原『はぁー面白かった〜。』

百合香『うん、アクションシーンはすごかったからね。』

その頃、モブ男はーー

モブ男はいやらしい顔をして小型スイッチを押すと、、

モブ男『よーし、やるぜー!ポチッと!』

ポチッ

その瞬間、モブ男の小型スイッチを押した事で時間と動きが止まった。

モブ男『おー!時間とみんなの動きが止まっている!博士から聞くと動きが止まるのは40分後だからその前にやるぞー!よーし、イタズラするぞー。』モブ男は街中を歩く美女や会話している美女などに近づいて香水の匂いを嗅いだりセクハラなどをしていた。

その後モブ男は映画館へ行き、獅子原颯太達のところへ向かった。

動きが止まった獅子原達を見てモブ男は1人1人近づいて香水の匂いを嗅いだ。

モブ男『うーん、そっちの可愛らしい男子はグレープと桃が混ざっている匂いだし、黒髪の長髪の女子は桃の匂いがする。

変な髪して頭がパッパカパーな女子はミントかハーブの匂い。そしてこの金髪のやつが・・・全然良い匂いしないし無臭だな。こいつもしかしたら風呂入ってないのかもしれないな。不潔なやつ。俺のオンリーワンはやっぱりこの黒髪の子かなぁ。あとの3人は微妙だな。ここまで来たんだし、お触りしよーっと!』

ニヤリと笑ったモブ男は獅子原達に色々と触らせてセクハラをした。

モブ男は性癖がかなり強いせいか顔を真っ赤にしてデレデレになって満遍な笑みを浮かべた。

モブ男『うひょー!最高だぜ!あっ、やべえそろそろ時間切れそうだ!別の場所に行こうっと!』

するとモブ男はその場から立ち去った。

数分後、効果がきれて獅子原達は動くようになり、みんな元通りになった。

獅子原『なんだかわからなかったけど、みんな大丈夫?』

もか『もかは、大丈夫です。百合花さんやししょーや龍田くんは大丈夫ですか?』

龍田『ああ。俺は大丈夫だ。獅子原、お前は?』

獅子原『俺は大丈夫。百合花は?』

百合花『私は大丈夫。けど、誰かが私達の匂いを嗅いだりした気配を感じていたわ。』

龍田『確かにそんな気がしたな。』

その時、モブ男を探しに後を追って来た黒いTシャツを着た少女が現れた。フラグちゃんだ。

フラグちゃん『ここにモブ男さんがいたはずですが、、』

獅子原『そこの君、そこで何をしているんだい?』

フラグちゃん『すいません、人を探しているのですがモブ男さんを知りませんか?』

龍田『モブ男?知らないな。俺達は映画を観て終わって出た所だけどモブ男という男はいなかったぞ?』

百合花『そうね。その人は知らないし、顔も見たことないから。』

フラグちゃんは諦めた表情をしながら肩をぐぐーっと落としてため息を吐いた。「そうですか。」

すると百合花がピンッと頭から閃いたように人差し指を出して口を開いた

百合花「あっ!もしかしてまさにモブ顔の男の人でしょ?その人ならこの近くの温泉に行っていたわ。」

獅子原「百合花、どうして知っているの?」

百合花「動きが止まった時に聞こえたからそうじゃないかって。」

龍田「確かにそうだな。俺も聞いたような感じがした。あのモブ顔の男、何するかわからないから早く止めないと!」

もかちゃん「そうです!早く止めないとです!」

フラグちゃん「ありがとうございます。それでは私はー」

百合花「ちょっと待って!あなた1人では危ないから私達も協力してあげるよ。」

獅子原「俺も手伝うよ。やられっぱなしは嫌だし。」

龍田「おいおい。しかたねぇ。俺も手伝う。」

もかちゃん「よし、それじゃあそのモブ男という人を捕まえるのです!」

フラグちゃん「皆さん、ありがとうございます」

フラグちゃんと獅子原君たちはモブ男を探しに行った。


2話に続く

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