昔、と〜っても昔の話
僕達には恩師がいた
そいつはセーラーフェチでお人好しな奴だった
そいつは亡くなったんだけど……これはそいつと俺たちがまた出会い直す話だ
1.『入学式』
僕は晴明!今日は大事な入学式のはずなんだけど…………い、今迷子で入学式に間に合ってないんだ!
どうしよう、これじゃ僕が不良でサボってるみたいじゃないか!
晴明『あ、晴じゃないかい、どうしたの?』
この人は長男の晴兄!僕のお兄さんなんだ!
晴明『ま、迷子で、晴兄!助けて』
晴明は晴明に抱きつく
晴明『こらこら、泣いていたら入学式に出れないよ?』
晴明『でも……』
晴明『ほら、セーラーあげるから』
晴明『わぁい!セーラーだ』
晴明『ほら、着いてきておいで』
晴明『うん!』
体育館
晴明『お、遅れてすいません!』
先生『こらー!大丈夫な入学式に遅れるとはどう言うつもりだ!』
晴明『ヒィ、ご、ごめんなさい!』
晴明『先生、晴は迷子になっていたんだ』
先生『そうなのか』
先生『晴明君が言うならそうなんだろうな』
晴明『ありがとうございます』
晴明『ッ、』
ほら、ここでもそうだ………晴兄ばっかりでも、ポジティブが僕の取り柄だから………
晴明『じゃ、せ、席に着きますね』
先生『おう』
晴明『〜〜〜〜〜〜〜〜〜』
晴兄はここの学校の生徒会長
過去、2年生で生徒会長になったのは晴兄しか居ないらしい
晴明『お、終わった〜』
????『おい、お前』
晴明『えーと、』
????『俺は佐野だ』
晴明『佐野君ね!僕は晴明よろしくね!』
佐野『それより、お前………チャック空いてるぞ』
晴明『キャ、』
これは恥ずかしい
佐野『キャって女子かお前は』
晴明『れっきとした男子高校生だよ!』
佐野『はい、はい』
晴明『さ、佐野君も、もし良かった、僕と友達になってくれる?』
佐野『いいけど』
晴明『ほ、ほんと?僕初めて友達できたよ!』
佐野『今までぼっちだったのかよ』
晴明『う、うんあのね、三人の兄が居るんだけど、いつも僕の友達計画を邪魔しようとしてくるの!』
佐野『友達計画?』
晴明『友達計画ってゆうのは((
雨明『晴〜!やっと終わったなけど、これで晴明と一緒の学校に通えるわぁ!って誰やお前』
晴明『この人はね』
佐野『晴明の友達の佐野だ』
雨明『友達な………』
晴明『こっちが雨明と魂明だよ両方とも僕の兄弟!』
魂明『はぁ?晴に友達?そんなの想像上の友達とかに決まってるでしょ』
佐野『俺は((
雨明『晴は純粋のままでええんや、それに友達とか出来たら俺の時間が減るやん!』
佐野『こいつはほんとに兄弟なのか?』
晴明『一応ね』
魂明『それにきっと”また”騙されているんだよ』
晴明『ッ、』
雨明『おい!魂それは晴の前ではせえへんっていう約束やったやろ!』
魂明『晴が悪いじゃん友達なんか作ろうとするから、あんなことになるんだよ』
雨明『おい!魂!』
晴明『……………』
佐野『は、晴明?』
晴明は雨明と魂明から逃げるように走り出す
佐野『お、おい!』
そして佐野はそれを追いかける
雨明『だから言ったのに、魂も晴に嫌われたないやろ?』
魂明『僕は事実を言っただけ、僕は悪くない』
佐野『はぁ、はぁ、ちょっと待ってよ!』
佐野は息を切らして晴明を呼び止めた
晴明『追いかけないで良いよ。』
佐野『何言って((
晴明『佐野くんはさぁ、僕のことどうおもう?』
佐野『どう思うって』
晴明『僕のこと怖い?、気持ち悪い?』
佐野『何でそうなるんだよ』
晴明『じゃ、質問を変えるね、佐野くんは何で僕を追いかけるの?』
佐野『それは………友達だからだろ!』
晴明『ッ………友達……?』
佐野『会ったばっかりでお前のことよく知らないけど……俺らは友達だろ?』
晴明『うん、うん!そうだね!』
佐野『ほら、泣いてないで戻るぞ』
晴明『うん!』
まだ佐野くんには話さない秘密はあるけれど
けどきっと僕達は最高の親友になれる
そう気がしたんだ
コメント
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話すごく良かったです続き楽しみに待ってます«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク