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#カンヒュ
あこ
92
hasunoha⛄❄️🫶🌹
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つばき 。様からのリクエストです。
R-18と書いてありますが要素は少なめ。
大変遅くなりまして申し訳ございません。
リクエストありがとうございました!!
P.S.イラコンの締切日が本日、8月31日となっております。
間に合わなそうであれば1〜2週間ほど延長しますので、ご連絡くださいませ。
ああ、息が詰まる。
国際会議の終了後、皆が緊張から解放され、束の間の交流を楽しむ場。
その端で、冷たく固い壁に重く背凭れる。
薄暗いサングラス越しの景色のど真ん中、人影に囲まれ、楽しげに笑う日の丸――日本。
窓に映る気持ちのいい空模様とは反対に、俺の心模様は不快に澱んでいた。
最近のアイツは他国とやたら仲がいい。
…仲がいい、だけだろうか。
あの奥ゆかしい日本が、奴らの腕にそっと触れ、距離を詰めて首をかしげて微笑んでみせる。
普段のアイツなら絶対にやらない、積極的なスキンシップ。
まるで、誰かに染められたみたいだ。
奪われる前に、守らねば。
首を引かれたよう、前のめりになる焦燥。
その時、日本に触れられた奴が、愛おしげに日本へ笑う。
瞬間、急速に澱みが引き、冷たく澄んでいく感覚がした。
その笑顔も、温もりも、全部。
他に向けるな。俺だけに寄越せ。
庇護欲にしては黒すぎる感情。
その正体が暴かれ、脳に広がるのは甘酸っぱい痺れではなく、ドロリと纏わりつく深く暗い欲。
……ああ、そうか。俺は日本が欲しいんだ。
日本の全てを、俺だけのものにしたい。
俺だけを見て、俺のために生きて欲しい。
思考が染まりきる頃には既に、革靴が床を蹴り鳴らしていた。
日本を俺だけのものにする方法。
力ずくで囲い込むのは簡単だ。けれど、それではつまらない。
日本自身に俺を選ばせる。
困った時には俺を頼り、俺のそばにいることを心地よいと思わせる。
そうすれば、いつか俺なしではいられなくなる。
選択の自由を奪い、依存させる。何度もやってきたことだ。
──そうして俺は、計画を始めた。
最初の機会は、意外なほど早く訪れた。
「アメリカさん」
資料を抱えた日本が、俺のところへやってくる。
「Japan、どうした?」
「こちらについて、少し相談したいことがあるのですが」
資料を受け取り、目を通す。
俺ならすぐに片付けられる程度の問題だ。
「これなら俺に任せろ」
「……ありがとうございます」
手早く片付け、資料を返す。
日本は丁寧に頭を下げた。
「助かりました」
たったそれだけ。
それなのに、胸の奥が妙に満たされる。
「おう。また困ったら頼れよ」
まずは、これでいい。
それから、俺は日本の近くにいるようになった。
相談されれば手を貸す。
困っていれば助ける。
必要なものがあれば、先回りして用意する。
日本はいつも素直に受け入れた。
「ありがとうございます」
礼を言って、微笑む。
拒まれない、それだけで十分だった。
ある日、日本がふと口にした。
「……また、お願いしてもいいですか」
俺は一瞬、聞き間違いかと思った。
「もちろん」
食い気味な返事に、日本は小さく笑う。
「ありがとうございます」
たった、それだけだ。
けれど俺は、その一言を何度も思い返す。
“また”。つまり、次も俺を頼るつもりだ。
計画は、順調だ。
しばらく日が開き、今度は日本から連絡が来た。
『今日、少しお時間ありますか?』
珍しい。日本から連絡を寄越してくるなんて。
『どうした?』
『少し、お話ししたくて』
勿論、予定を空けた。他を全てキャンセルして。
会ってしまえば、特別なことなどありはしなかった。
他愛のない会話をして、食事をして、それだけ。
別れ際、日本がぽつりと呟く。
「アメリカさんといると、安心します」
照れくさそうな、ふにゃりとした笑みに、燃え上がるよう熱くなる胸の奥。
その日の夜から、俺は以前より頻繁に日本のことを考えるようになった。
次はいつ頼ってくるだろう。
また会いたいと言ってくれるだろうか。
そんなことばかりが気になる。
だが、日本はそれからしばらく、何も求めてこなかった。
俺が手を差し出せば受け取る。
けれど、自分からは何も言わない。
……物足りねえ。
ある夜。俺が帰ろうとすると、日本が呼び止めた。
「アメリカさん」
「ん?」
「……もう少しだけ、いていただけませんか」
弱々しい力で袖を引かれて、足が止まった。
けれど、その瞬間、胸の奥にまたあの熱が広がった。
「もちろん」
笑って答えると、日本は嬉しそうに、目を細めた。
そう、もっと。
もっと俺を頼れ。
もっと俺を必要としろ。
───もっと、俺だけを。
日本から求められることは相変わらず少なかった。
たまに相談され、呼び止められ、そばにいてほしいと言われる。
本当に、それだけ。
なのに、一度味わってしまった”必要とされる感覚”は、簡単には消えてくれなかった。
むしろ、少ないからこそ欲しくなる。
そして…俺以外を必要とすることが、ムカつく。
たった今も、日本は他国と談笑している。
以前なら気にもしなかった距離。
他の奴に向ける笑顔。
それが今は、妙に目につく。
俺がいなくても平気そうに、楽しそうに笑っている。
その事実が、気に入らない。
俺は日本を取り返して、静かに告げた。
「困ったことがあるなら、他の奴じゃなくて俺に言え」
日本は少しだけ目を丸くして、ふっと笑う。
「……はい」
その肯定が無性に嬉しかった。
俺だけを頼る。俺だけを選ぶ。
そんな関係になるため、俺は惜しみなく与えてきたんだ。
時間も。安心も。優しさも。
最初に立てた計画は、もうほとんど完成している。
けれど、俺の欲望はそこで終われない。
もっと欲しい。
会いたいと思ってほしい。
俺がいなければ、不安になってほしい。
そして最後には───俺無しでは生きられないくらいに。
喉を締め付けるような衝動が、口走る。
「今日、俺の家に来い」
日本を依存させるための計画は、いつの間にか、それ自体が目的になっていた。
日本は、相変わらず従順だった。
俺の指示通り、何の警戒心も持たずのこのことやってきた日本。
俺は至って自然に中へ迎え入れ、鍵を閉めた。
食事、風呂、その他諸々を共にし、準備は万端。
向かったのは、トワイライトに照らされた、薄暗いベッドルーム。
日本に、ベッドへ腰掛けるよう指示する。
浅く沈むマットレスの音。
それに合わせて、逃げる隙を与えることなく、その華奢な身体を押し倒した。
「アメリカ、さん……?」
揺れる日本の瞳を見下ろす。
「お前は俺のものだ……身も心も、全部俺に委ねろ」
俺は腕の中の小さな存在へ、全てを注いでやった。
解き暴くように、塗り潰すように。
けれど、やはり日本は従順だった。
抱きしめれば、微笑んで背に腕を回す。
キスをすれば、素直に唇を開いて。
挿入だって、息を荒らげながらも全てを受け入れ、嬉しそうに腹を撫でた。
どんな強引な触れ方をして身体を暴いても、嫌がる素振りどころか、切ない吐息を漏らして俺の熱に身を任せてくれる。
それなのに……なんでだ。
なんでこんなにも胸の奥が騒めいて、満たされない?
「もっと……もっと俺を求めろよ……なあッ!」
焦りに突き動かされるように、俺は日本の華奢な身体を押し潰す勢いで深く抱いた。
熱い快楽の波を何度も叩きつけ、俺の存在を、体温を、その身体の奥深くまで刻み込む。
「あ゛っ……ん、ふ……っ゛!、アメリカ、さん……ッ」
瞳を潤ませ、俺の首元に回された細い手。
涙目で俺の名を呼ぶ姿は、どう見ても俺の与える快楽に蕩け、俺に堕ちている。
そうだ、これでいい。俺がいないとダメな身体になれ……ッ!
胸を締め付ける不可解な切なさを掻き消すよう、日本を啼かせ、思考を巡らせる。
そうだ。自分から求めてこないなら、求めさせればいい。
もっと甘やかして、蕩けさせて、俺の手中に閉じ込めてやる。
そう思えば思うほど、俺の脳内は日本を自分に依存させることで埋め尽くされていった。
その時、ふと見下ろした日本の瞳。
俺の与える激しい愛の最中だというのに、その黒い瞳は恐ろしいほど静かで、優しい。
灯す炎は確かに激しく揺れているのに、遥か上から見下ろし憐れむような、支配的な眼差し。
……なんだ、その目は……?
一瞬、背筋に冷たいものが走ったが、甘い快楽と所有欲の波に呑み込まれ、俺はその違和感を思考から消し去った。
これで完全に堕ちた。
心も、身体も、俺無しでは生きていけなくしてやったんだ。
そう、信じていたかった。
事が終わり、シャワーを浴びて身を清めたあと。
俺たちはベッドの上で向かい合っていた。
「……もう俺無しじゃ無理だろ?」
紫煙を吐き出すような軽さを装っていたが、俺は本気だった。
勝利の確認。俺のものになったという確信。
「そうですね」
日本が静かに呟く。
その短い肯定に、俺の胸は有頂天になり、脳が歓喜で震えた。
俺が、この愛おしい存在を完全に…支配したんだ。
「……でもそれは、あなたもでしょう?」
「……は?」
脳を直接殴られたような衝撃。
ガコン、と音を立てて、世界が反転した。
首を傾げた日本の瞳には、今まで見たこともないような深い闇と、底知れない熱が宿っている。
「……なに、言って」
「僕の計画に、あなたはまんまと乗せられたんですよ」
シーツが擦れ、近づく妖しげな光。
「ずっと待ってました。あなたが僕に嫉妬し、焦り、動き出すのを」
「賢いあなたなら、違和感に気づいたでしょう。でも、あなたは自分の勝利を信じたい人だ」
「そして、得難いものほど熱中して手離せない。そうでしょう?」
日本はいつもの柔らかな笑みを浮かべたまま、指を伸ばす。
「自由を奪って、依存させる。
……あなたが教えてくれたんですよ、アメリカさん」
初めて能動的に触れた、首筋に張り付く指。
それは、”あの時”の、首を引かれた感覚と全く同じ。
「っ……!」
悪寒とともに記憶が爆速でフラッシュバックする。
見せつけるような不自然なスキンシップ。
俺の強引なアプローチに対する、あまりにも冷静で従順な反応。
そのくせ、自分からは中々求めてこない。
いつも、ほんの少しだけ。
俺がもっと欲しくなる程度に。
そして……あの目。
あの時、確かに感じていた、背筋を這う冷たい違和感。
なのに俺は、それを見なかったことにした。
日本は……アイツは、俺を完璧に理解した上で、あえて俺に『支配する計画』を実行させていたんだ。
首輪をかけようと近づいた時から、俺には見えない首輪がかけられていた。
そして、リードを手繰り寄せられるのに気づかないまま、首輪をかけた気になっていたのだ。
「これで……あなたは僕のものですね」
最高に美しく、無邪気に笑う日本。
間抜けに開いた己の口から短く、自嘲のように息が溢れる。
「……ハ……ハハッ! マジかよ……ッ!」
全身を駆け巡る恐怖と、痺れるような興奮。
逃げ出すことなんて、もう絶対にできない。俺の心も身体も、完全にアイツに握られてしまった。
だがーー不思議と、嫌な気分じゃない。
恐ろしいほどの愛の重さと、自分と同じ深さまで俺を引きずり降ろしてくれたという衝撃。
淡白で、何を考えているのか分からなかった日本が。
俺が欲しくて、俺を手に入れるために、ここまで周到に罠を張っていた。
それが、どうしようもなく嬉しくて…
共依存という名の”対等な檻”の中に、俺たちは二人で閉じ込められたのだと、痛感する。
「俺をここまで狂わせたんだ。責任取れよ」
ふらり顔を近づけて、合わせて近づき触れる唇。
自分を陥れた狂気を離さぬよう、強く、強く抱きしめ返した。
コメント
14件
すみませんリクエストよろしいでしょうか.....あの.....ソ日帝はいけますかね.....?いけるならあの北方領土の時の話を書いて欲しく.....エロは出来るでしょうか?出来たらでいいのでお願いいたします!
まってこの日本メロすぎる… アメリカさんが嫉妬してるのもかわい〜🫶って思ってみてそう… まじでどっちも重過ぎて神です💕🥺 てか最後に自分のものっていう時の日本が可愛過ぎます😭😭
コメント失礼します🙇♀ イケイケな🇺🇸さんによるアメ日と思いきや、実は相手にクソデカ感情を持ち合わせていた計算高い🇯🇵くんの共依存アメ日をありがとうございます!!! 両片想い通り越して互いを欲しいと思う独占欲がとても刺さりました✨ あいも変わらずお言葉選びがお美しいでございます!