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次の日、学校につくと栞と言うやつが言った
「昨日はごめんね」
なぜ謝ってくるのか。意味がわからない。
俺は「おう」と返事をした。
家に帰ると親が言う。
「そろそろ勉強をしたらどうだ!」
ムシャクシャする。
「うっせえよ黙れ。」
両親が言葉を失う。それでいいのだ。
1ヶ月後
栞がよく話しかけてくるようになった。
話しかけてくれる、それに救われていたようだった。
栞言う、「友達なんだから!」と。
嬉しかった。でも内心は嫌だった。
俺に関わると、酷い目に会うのに。
「なぁ、」俺が口を開く。
「なぁに?」栞が言う。
「俺お前に救われた?なんて言うだろな」
栞は急な言葉にびっくりしていたが、
ニッコリと笑顔を見せていた。
ある日、栞とカフェに行った。
ここからだろうか、地獄は。
栞のカバンが盗まれる。自転車に当てられる
そんな日々だった。俺は嫌な予感がしていた。
その嫌な予感が的中したのか。
栞が交通事故に会った。俺は泣きながら病院に行った。
栞はかろうじて生きていた。
「おい!おい!生きろよ!」
目に涙をいっぱい貯めてそういった。
栞がそっと口を開く。
「あのね、光太くん」
「なんだよ!」
「私の名前の由来はね、周りの人の道しるべになって欲しいからなんだって。」
「それがなんだよ!」
「それを、それをできたのが、光太くんでよかった、!」
俺はハッとした。世界に色がついている。
栞のお陰で、俺は救われた。
「世界に、色が見えるよ。栞のお陰だ。」
涙を流しながら言う。
「良かった。」
機械からピーと、音が流れた。
これを読んでくれた方へ。
これは完全に私宛なんですが、大切な人を失わないようにしてください。その大切な人が私を、私たちを支えてくれているかもしれません。くだらないことで喧嘩をし、縁を切り。そんなことはやめましょう。身近にいる大切な人はいつ居なくなるか分からないのですから。今の時間を一つ一つ大切にして、生きていってください。この作品で、皆さんの道しるべになれたら嬉しいです。それではまた、いつか。