緑「ここか…」
桃「やっと見つけた〜」
青「さすがの魔王様にも抜けはあるんだね〜」
魔界の周りを一週間歩き続けて結界の隙を見つけた。
桃「魔族が結界張る必要なんてあるの?」
桃「攻撃してくるのはお前らの癖に〜」
青「まぁまぁ、w」
青「ここちょっと刺激すれば俺たちが通れるぐらいの隙間はできそうだから」
桃「じゃあ魔法かけちゃうね〜」
れむが魔法をかけたところに小さなヒビが入り、やがて大きな亀裂となった。
パリッと爽快な音を立てて薄く、しかし分厚い壁が破れた。
桃「はーいGG」
緑「ナイス〜」
緑「早速入って行こうか」
青「あ、一つ約束してほしいことがあるんだけど!」
桃「なに〜?」
青「魔族の魔法にはどんな効果があるかわからないものも結構あるんだよね」
青「だから、擦り傷でもどんなに小さい怪我でも絶対に言って欲しい」
緑「わかった」
桃「それしゃるちゃんは大丈夫なの?」
桃「魔力の消費結構激しいんじゃ…」
青「それは大丈夫だよ!」
青「怪我の大きさと使うMPは比例するんだけど…」
青「同じような大きさの怪我を一定数以上治すと消費MPがカンストしてそれ以上消費しなくなるから…」
緑「わかったwわかったからw」
緑「要するにあんまりMP減らないってことだろ?」
青「そういうこと!」
緑「よし!此処から先は魔界だ」
緑「気を引き締めて行くぞ!!!」
青「うん」
桃「いくぞぉ〜!」
気合を入れて俺たちは魔界への一歩を踏み出した。
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