金子「…あ、!」
金子との下校中、道に咲いている花に駆け寄り屈んでじーっと見る。
阿諏訪「?どうした?」
金子「…この花、なんて言う花なの?」
そう言いながら金子は見ていた花を指さした。
俺は金子の隣に座り、目線を合わせて「これはな、ハナミズキって言う花なんだよ」と言う。
金子は「ふーん」とだけ言い立ち上がる。
阿諏訪「なんだよせっかく教えてやったのに」
金子「…この花の花言葉……思い出したから。」
阿諏訪「はぁ?」
金子「…ハナミズキの花言葉は……」
そう言いながら金子はハナミズキをプツリと取り、俺に差し出す
金子「…『この想い、受け取ってください』っていう意味……。」
金子は顔を赤くしながら呟いた。
…可愛い。
阿諏訪「好きって言う気持ちを受け取れって?」
金子「そうだよ。」
阿諏訪「いいよ。ってかもう受け取ってる」
金子「…え、は、?え、??」
俺は戸惑っている金子を叩き「俺に置いてかれるぞ〜」と言いながら走る。
金子は「待て待て〜!!」と言いながら全速力で入ってきた。
可愛い。ほんとに。俺の恋人は