「…」
いった、
「…ここ、は、」
「お、目が覚めたな」
「家入さん、」
「4人呼んでいいか?」
「はい」
「唯!」
「ばか!うるさい!」
「釘崎もな」
「唯大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「…唯」
「ん?」
「…家入さんはどちらでも構いません」
「…少しお話していいですか?」
「いいよ」
「ありがとう」
「じゃあ私は外出てるよ」
「了解です」
「終わったら呼ぶねー!」
「ああ、そうしてくれ」
「…前回の任務、覚えてるよな」
「?うん」
「そのとき、唯が倒れると同時に呪霊も倒れたんだ」
「…!、」
「…なにか他に隠してることあるんだな?」
「…」
「…無理に話せとは言わない」
「…いや、話すよ」
私の術式は〈おまもり〉
まあ、これは知ってるよね
おまもりには全部で5つに分類されるの
1つ目は〈加護〉
2つ目は〈守護〉
これはよく使うからわかるでしょ
使ったことの無い
いや、使ったけど説明してないのが
3つ目の〈犠牲〉
自分が危険な状態のときだけ使うこと
いや、使われる
自分でだすのではなく、危険と判断されたら
自動的に行われる
これが任務で起こったこと
「…これが原因だよ」
「…なるほど」
「…あと2つもきく?」
「聞きたい!」
「…うん、話すよ」