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瞼を開けると、空に小鳥が二羽、
仲睦まじく舞っていた——
(お前たちか……
ああ……ずっと一緒なんだね……)
小鳥が遠ざかっていくのを、
次第に暗くなる視界で、ただ見つめていた。
やがて——
視界が、完全に消えた。
「ユイ」
「ユイ」
愛しくてたまらない声が、
確かに自分を呼んでいる。
ユイは、ゆっくりと瞼を開けた。
「ユイ」
目の前に——
セイカがいた。
セイカは、そっとユイを抱き起こす。
「ユイ」
ああ……
ああ……ああ……
どれほど、この人に会いたかっただろう。
セイカが、ユイを強く抱きしめる。
ユイも、力いっぱい抱き返した。
あの時のように、
この腕で掴めなかったらどうしようと、
胸の奥に、不安がよぎった。
だが——
互いの身体は、確かに触れている。
温もりが、ある。
「ユイ……よく、頑張ったな」
ああ……
ああ……ああ……
勇ましく、凛々しく、
そして、どこまでも優しいその顔に、ユイは触れた。
セイカもまた、
ユイの左頬を、愛おしそうに撫でる。
気が狂いそうになるほど、
長く、苦しみだけの道のりだった。
どれほど想っても、
報われることのなかった日々——。
見つめ合う二人。
セイカの瞳には、
変わらぬ優しさと、深い愛情が宿り、
ユイの瞳は、
静かに、涙で濡れていた。
「ユイ……愛している」
「……私も、愛している」
二人は、そっと口づけを交わす。
セイカの右手が、左頬を包み、
逞しい腕が、ユイを抱き上げる。
唇を重ねたまま——
二人は、ゆっくりと空へと昇っていく。
二度と、離れることなく。
高く——
高く——
永遠に。