⚠️死ネタ⚠️
目が覚めちゃった。
まだお外は藍色。
だけど、部屋からはキーボードの音がする。
またお仕事頑張ってるのかな。
お外はまだ深い色をしてるのに、貴方の机の周りだけ明るかった。
「……、お仕事?」
じゃまになっちゃうかな、って聞いてから思ったけどもう言ってしまったから仕方ない。
「……あれ、ぼんさん、起こしちゃいました?」
いつも通りの優しい顔と声でそう聞いてくれる。
「んー……目、さめちゃった。」
「そうですか。まだ4時ですし、寝てて大丈夫ですよ。」
まだ4時、か。
貴方は僕が寝てすぐからずっと作業しているのだろうか。
部屋の中のブルーライトが目立つ。
「……ドズさん、は、寝なくて、いいんですか、?」
寝起きで舌が回らない。
「いいですよ。今編集やら次の企画やら色々やってるんで。」
「でも……」
「大丈夫です。ぼんさんは安心して寝ててくださいね、」
寝ぼけてるだけかな。貴方の顔が少し曇って見えたのは。
気のせいかな、。悲しそうに見えたのは。
真っ暗な空模様が貴方の顔に反射してるみたい。
ちょっぴり怖くなった。
貴方はこの世界で一番頑張りやさん。
陰でも表でもいーっぱい努力して。
いつもみんなを引っ張ってくれて。
たくさんの愛を僕に、そしてメンバーにくれた。
でも、でもね。最近暗い顔が増えた気がするの。
寂しそうに画面を見つめる目。
なんだか消えてしまいそうで怖かった。
有名になっていくと、少しずつ酷い言葉が増えてく。
そんな酷い言葉が増えていくと、あなたの心は少しずつ、少しずつ減っていって。
いつか空っぽになっちゃいそう。
メンバーみんなと貴方の手は、今はまだしっかりと繋がれている。
でもいつか、酷い言葉のナイフでこのつなぎ目が切られてしまいそうで。
怖い。寂しい。離れたくない。
そんな気持ちがぐるぐると渦を巻いた。
眠れない。
今目を閉じたら、貴方がこのまま暗い空に吸い込まれて消えちゃう気がして。
体が勝手にまぶたを落とすことを拒んだ。
気づいたら起きあがって、あなたの後ろに立っていた。
「ドズさん、」
「、どうしました?」
ゆっくりとこちらを振り返る瞳には、もういつもの明るさは宿っていなかった。
自然と感情がこぼれて、貴方を思いっきり抱きしめた。
「、うっ……ひゅっ、うぅ……うぇ、……」
「どうしたんですか、?怖い夢でも見ちゃいましたか。」
ふふふ、と冷たい声で笑った。
笑ってない声で笑ってた。
それがどうしようもなく怖かった。
「ずっと、離れないで…、ドズさ、ん……ひゅっ、うぅ、……」
いつもなら言ってくれるはずの、
「もちろん。ずっと一緒ですよ。」
がなかった。
いつもなら行ってくる言葉がないだけで、ただそれだけで。
冷たい、無理やりしぼりだしたような笑い方で。
発する言葉で。
声音で。
仕草で。
表情で。
瞳で。
見たくない、あなたの心が見えてしまった______________________
コメント
2件
すきです(?)
え、?毎回言ってますけど 神ですか?????