「ほら……まだ全部は抜いてないぞ」攻めの指がパールの端をつまみ、ゆっくりと引き抜いていく。
ぬちゅ……くちゅ……
小さな珠がひとつずつ擦れ、内側をかき乱しながら通過していく。
「ひぁっ、や、やぁぁっ……! だめぇ……っ! あ、あぁっ……!」
受けは腰を浮かせ、足を突っ張りながら声を上げる。抜かれるはずなのに、逆に熱がこみ上げてくる。
「ふふ……抜かれるたびに、締まって……可愛いな」
攻めは一度すべてを引き抜いて見せると、艶やかに濡れた連なりを受けの目の前にぶら下げる。
「……見てみろ。君の中で、こんなに濡れて」
「み、見せないでぇっ……!」
羞恥に顔を覆う受けを無視して、攻めは再びその珠を押し込んでいく。
「ひぐっ!? やぁっ……! あっ、あぁぁ……!」
小粒が列になって押し入るたびに、奥までぎゅうぎゅうと刺激され、身体が勝手に痙攣する。
「よし……今度は速く出し入れしてやろう」
攻めの手首が一気に動き、ぬちゅっ、くちゅっ、と連続で抜き差しが始まる。
「ひあぁぁっ!! あっ、だめぇっ、だめなのに……っ!! や、やぁぁ……っ!」
何度も何度も珠が内壁を弾き、絶え間ない快楽の波に受けは涙を浮かべてシーツを掴みしめる。
「……ほら、もう限界だろう?」
耳元で囁かれながら、さらに深くまでパールを突き入れられ、次の瞬間――
「っっっああああぁぁぁぁぁ……!!」
絶頂が押し寄せ、受けは腰を突き上げながら身体を震わせる。
攻めは満足げにパールをゆっくりと抜き取り、その様子を余すことなく眺めていた。
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