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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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あー、今日は結さんお休みですか

今日の体育はバスケ…あっ、体操服忘れました

今日は見学しましょう

面倒ですし…それに他学年に見られますからねえ

ウェン「レオン、ちょっと良い?」

トントン、と赤城くんに肩を叩かれた

ウェン「はい、僕の体操服

僕達男子は今日体育ないし、きっとレオンのことだからわざと忘れると思ってね」

ちっ、バレてるのか…

『ごてーねーにどーぞ…ですがわたくしには大きいですのでご遠慮しま…』

ウェン「ズボン半袖渡すしゴム調整すればいけるって!」

逃がさない、と言った風に渡された

なんで持ってるんですか!!!!!!

今日は男子持って来なくても良かったのに…!

なし崩し的にわたくしは参加する事になった

ウェン「楽しみだな〜レオンのバスケ!」

〜更衣室〜

はぁ…やっぱりデカいですね赤城くんの体操服

なんか包まれてるみたいですね

まあ、やるからには頑張りましょう

〜体育館〜

『やるからには全力で!やりますよぉ

あっ……おにい…』

レオス「……………(フイッ」

オリバー「ちょっと…

ごめんねレオン…」

わたくしが顔を向けるとお兄様は顔を背けてしまった

申し訳なさそうにオリバーくんが近付いてきてごめんね、と謝った

『いえ、オリバーくんのせいじゃありませんよ

わたくし…いえ、私達の問題ですから』

もう私達の仲は戻らないかもしれない

しかし形だけでも仲直りはしなければ、周りの人達に迷惑をかけてしまう

『…………………………わたくし達のチームが優勝したら少し時間をいただきますよレオス先生!!!!!!』

あえて大声でそう言えばビクリ、と肩を揺らしながらお兄様はわたくしをチラリと見た

レオス「お断りしま…」

お兄様が断ろうとしていると、ヒーロー達の大声が響いた

リト「取ってやれー!!!!!!」

ライ「そうだそうだー!!」

カゲツ「…ッ少しだけでもええやろ!!」

マナ「時間取ってやれ!教師やろ!」

イッテツ「それでも教師かー!……すいません……」

イッテツ坊ちゃん…相変わらずですね

それにしてもヒーロー達ったら…

オリバー「僕も着いてるから。ね?

行 く よ ね?ね、レオスくん?」

ミシリ、と聞こえる様な力でオリバーくんがお兄様の肩を掴んだ

レオス「いたたたたた!!???

取ります!時間取りますから!!」

お兄様は仕方ない…という風に言って観客席に行ってしまった

それから30分、わたくし達は本気でやった

10対0でわたくし達のチームが勝った

『約束通りわたくしとお話ししてもらいますよお兄様!』

観客席まで行きガシッと腕を掴んで走った

レオス「ちょっと待ちなさいレオン!」

そんな言葉を無視して空き教室に入って掴んでいた腕を離して頭を下げた

『ごめんなさい、お兄様

わたくしが、愚かでした。お兄様の気持ちを考えてなかった…

あの時のわたくしはボスへの恩返ししか考えてなかった

お兄様がマフィアを辞めろと言うなら、私はマフィアを辞め…』

レオス「辞めないでいい!!!

私も、大人気なかった…レオンの気持ちを考えてなかった…

あの歳で裏社会に入るという覚悟はとても大きかったはずだったのに…ごめん

ごめんなレオン……」

ぎゅ、とお兄様は私を抱きしめてくれた

『ごめんなさい、ごめんなさいお兄様…!!』

私も抱きしめていつの間にか泣いていた






オリバー「仲直り出来ましたね」

健屋「良かったねえ」

微笑んで2人はそんな言葉を交わした

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