この作品はいかがでしたか?
802
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私がに産まれた時、一族の皆さんは私の誕生を心の底から喜んでいました。
特に、父上からよく愛されてきました。文字の読み書きや学問等も全て……父上から教わってきました。
もちろん、スコットランドさんやウェールズさんからの愛情を受け、その当時の私は……「束の間の幸せ」を過ごしていました。
私が……物心つき始めるまでは┈┈┈┈┈┈┈
私が、だんだん成長して好奇心や探求心が芽生え初めてた時……父上からの愛情が少しずつ……少しずつ……歪んだものへと変化しました。
まず、父上から予め「一族の掟」を教わりました。その時の私は「掟なんて、守りさえ大丈夫」「もし、少し破ってもきっと説教だけで済むだろう」と油断していました……
ある日、私が掟の一つを破りました。その時の私は外の庭に1人でいたので、バレないだろうと思っていました……
でも、一族の誰かがそれを「密告」したらしく、それで私は父上に呼び出されました。私は、説教で済むと思っていた……のに……父上は無言で私の手を強く引っ張り、地下にある狭く暗い部屋に閉じ込め……
「貴方が、一族の掟を破るという事は禁断である事を理解するまで、ここにいなさい。」
そう言って、父上は部屋に鍵を閉じて出ていきました。そして、私は掟を破った「罰」を約一ヶ月受けました。その罰は、あまりにも過酷過ぎて、栄養失調で気絶した事もありました…
そして、私がようやく外へ出れた時……自分にこう言い聞かせました。「掟を破れば、私は死ぬ…だから、しっかり守るんだ」と……
しかし、その日はやって来ました……
百年戦争です。
私は……「この戦争に勝って……一族に……父上に認めてもらうんだ!」と強く誓い、私は一族の反対を押し切って戦争に行きました。
だけど、私はあの方と出逢い……そしてまた……掟を破ってしまった…でも、私はあの人の事を好きと思い続けたかった。だから、掟を破った事を自首せず、私は一族には内緒で敵であるあの人を愛してしまいました。
そして、百年戦争に勝利した私は一族の元へ帰ってきました。父上は「よくぞ、無事に帰ってきましたね。イギリス」と私を褒めて下さりました。
そして、時は流れ大航海時代に入った時、私一族から少しでも離れる為、私も新大陸を探す旅に出ました。
その途中で、ある大陸を見つけ出しました……。だけど、またまたあの人と戦ったのもあり、少々苦労はしましたが……それでもあの子が産まれただけでも充分嬉しかったです。
だけど、私の何がいけなかったのか……息子は私に対して反抗したり、終いにはあの人と手を組んで「独立戦争」を起こしました。私は、その戦争に敗りました。
私の敗北を知った一族の皆さん……特に父上は酷く反論のできない説教を受けました。私は、父上が言った様々な言葉から私は「失敗は…決して許されない」と確信しました。
その数十年後、産業革命を果たしてから新たな一族として「北アイルランド」さんが来ました。確か昔……アイルランドさんもいたけど、父上とよく対立していたのもあって、一族から離れました。
北アイルランドさんは、アイルランドさんが出ていってから約100年でこの一族に入ってきたのです。一体、何故そうなったのかは……一族の皆さんには分からなかったらしく、私が直接父上に言ったら……
「貴方には関係の無いことですよ😊(圧)」とその話を切り捨てられました。
それからまた時は流れ……第一次、第二次世界大戦の戦争にも参加して、勝利を収めました。これも、父上から認めてもらう為……ではなくなり……「自分が助かる為」というものへと変化しました。
そして……今……私はまだ一族の元へ離れていません。いいや、離れたくても……離れられないんです。もし、離れてしまえば………きっと私はこの世にはいない事になると思っています。
もちろん、離れたいが為にいっそ一族の皆さんを殺そうなんて思っていました。でも……そんな勇気は私にはなく……もし、仮に本当に殺してしまえば、私はどうなってしまうのか……そう思い留まって、殺害は諦めました。
今でも、父上や一族の皆さんからの「呪縛」を受けながら生活をしています。
私は……無数の手によって支配され自由を失い、ただただ光のない暗い世界の中で私という人間が存在しているんです。
その手の中には……見覚えのある「誰か」の手が……いいや、きっと気の所為でしょう……
今日もまた、不自由な一日が始まる……
🏴「おはようございます、イギリス😊」
🏴「昨日はしっかり眠れましたか?」
はい……父上
To continue……
コメント
3件
こんな一族にいる🇬🇧……可哀想やけど仕方ない……