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Q.君のソレが耐えられるの
A.生涯で私だけなんだよね
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❤︎ 急展開・色々都合がいいです・雑に終わる
❤︎ 本当に何でも許せる方向け
❤︎ 名前伏字無し/rbru(🐙🌟✕👻🔪)
❤︎ DV、その他諸々。性癖の詰め合わせ。
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✕✕ ru.side ✕✕
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聞き慣れた音と共に、鈍痛が走った。
思わず叩かれた頬を片手で守るように包み込む。これを日常として片付けてしまうには、流石に歪みすぎているだろうか。でも俺はこれを愛だと呼ぶし、彼もまた同じように答えるだろう。
「俺に黙って出かけるなって言ったよね?」
その舌打ち一つだけで俺の奥底をぐちゃぐちゃに掻き乱す。その顔に見える色はただ怒りだけ。無理もない、だって俺が”言いつけを破ったから”。”全部、俺が悪い”。捨てられたくない、そんな一心で謝罪の言葉をがむしゃらに口から落としていく。
「__ご、っごめ、星導。ごめん、許して。俺が悪かったから」
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「ロウ、なんか最近顔色悪くない?なんかあった?」
図星をつかれたように肩が跳ねた。そんな様子を怪訝に伺う彼は同期の”伊波ライ”。その大きい目が俺を捕らえて離さない。ここで本当のことを話さないとかえって怪しく思われるだろうか。いや、話したとしてもしかすると呆れた星導が俺を見てくれなくなるかもしれない。それ以前に、やっと手にした恋人という星導との関係を崩したくない。だから咄嗟に嘘をついた。
「別に?なんでも。気のせいじゃね。」
「えー…嘘じゃないの?だって最近のロウずっとおかしいよ。特に星導に対しては。」
「いやいや、どした?マジでなんでもねぇって。」
「…まぁただ単に疲れてるだけとか?あんまストレス溜めすぎんのも良くないよ。今日ご飯行く?パーッとさ。まぁ来ないと思うけど。」
「棘どうにかしろ。あー…」
無論星導のことは好きだ。それこそ心から。けれど自分が思っている以上にこの日々に気疲れしてしまっているらしく、ライのそんな言葉に少し揺れた。今日くらい、バレさえしなければ大丈夫、少しだけなら。そんな思考が頭をよぎって行った。服で必死で隠している腕の痣を撫でるように上から触って黙り込むように考えた。そしてついにその一瞬の逃げ道に足を進めてしまう。後がどうなるかも気にせずに。
「まぁ、いいよ。何処?」
「え!OKマジっすか?はい決定ー。店とかは後で決めればいっか。ちゃんと来いよ!」
“今日くらいは”なんて甘い考えは、とうに捨てておけばこんなことにはならなかったのに。
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【小柳くん】
【今何処?】
【真っ直ぐ帰って来いって言ったよね?】
さっきからずっと通知が鳴り止まない。でも聞こえないフリをする。確認すらしていないが、誰からの連絡かなんて大体察しが付いている。プツンと張り詰めていた糸が切れたみたいに、今は星導に関しての物事が右から入ってはすぐさま左から抜けていく。今の俺が見ているものは、目の前で飯を頬張る何気ない同期の姿だけ。
「で、オレ分かっちゃったんだよね。」
「え、何が?」
「ロウがそんなに悩んでる理由。」
「いや…、なに。だからなんでもねぇっつってんだろ?」
「一旦聞いてって。ロウ星導と付き合ってるでしょ?オレずっと考えてたんだけどさ、考えれば考えるほど辻褄が合うような気がして。」
え、なんて声が小さく零れる。実は、というか。俺は星導との関係を同期達に明かしていない。言うタイミングが無かったと言えば嘘になる。何故か、明かさないことが星導との暗黙の了解になっているような気がして。そしてズルズルそのまま__。しかし予想外なことにどうやら勘づかれたのか、ライからキッパリとそう割り出されてしまった。視線を少し落として頭をフル回転させ、どうにか言い訳を考える。変な汗が背中を伝っていくのが分かった。
「は?何言って__」
『小柳くん。』
言い訳云々の前に、その声一つで空気が変わったような感覚がした。自然と息が詰まる。恐る恐るライに視線を戻すと、何やら楽しげに”その人物”と話している様子。該当する人なんて見なくても分かる、だってその声が、視線が、”星導”と同じだから。なんでここに居るのが分かった?どうしよう。怒られる。次はそんな思考が、頭の中をまるでスープをかき混ぜるかのように玉じゃくしで回してくる。
「__ということなんで、今まで隠しててすみません。」
「えー!やっぱそうなんじゃん!水臭いって、教えてくれたって良かったのにさ?」
バラした。
あまりの緊張で会話の内容が殆ど頭に入って来なかったのだが、そう直感的に分かった。そして、途端に星導が俺の手を取る。その力は痛いくらいに強く、俺の顔を一瞬歪ませる。「実は二人で大事な用があって、小柳くん貰っていきますね。お代は今度また返します。」そう言ってほぼ強引に手を引き、反射的に立ち上がる。「OK。じゃ、ロウまた。星導もね。」なんてライは気さくに返してきたが、俺はその言葉に頷くだけで精一杯だった。変に思われないように繕って、この先を悟られないように。
足早に星導の家へ連行され、放り投げるように家の中へ突っ込まれる。道中、会話なんて当たり前のように無く、その間どうにか星導の機嫌を取ろうとずっと試行錯誤していた。そして何とか纏めた言葉を口にしようと弱々しく開いたその時
__聞き慣れた音と共に、鈍痛が走った。
頬を殴られた。口を切ったのか鉄の味がじんわりと広がって行くのと同時に、チッ、と怒りをふんだんに込めたかのような舌打ちが鼓膜を通る。
「俺に黙って出かけるなって言ったよね?」
「__ご、っごめ、星導。ごめん、許して。俺が悪かったから」
不自然に息が上がる、震える。こうなるって分かってたのにどうして断らなかったのだろうか。「もう次はしない」そんな言葉を投げかけようとしたが、遮るようにまた拳が降ってきた。居間に痛々しい音が鳴り響く。心做しか先程より強く、思わず勢いで尻もちをついた。痛い痛い。その痛みに耐えるように、必死に息を続かせた。
「ねえ。小柳くんって、自分が誰のものか分かってる?」
「分かっ、っ分かってる!」
「いや分かってないでしょ、だからあんな軽率な行動ができるんだよね?ああ、ごめんね。俺がちゃんと分かりやすく言わなかったからこうなっちゃったんだよね。ごめんごめん。」
きた、いつもこれだ。星導はこうやって精神を直接触って潰してくるような言葉を投げかける。だから余計に苦しくなる。途中途中で否定はするが、それも捲し立てられてもみ消される。段々精神面でも押されて行って、もう何も出来なくなる。そしてそれを見計らったように両手首を頭上に固定して押し倒された。
「犬にはちゃんと躾をしろって誰かが言ってたかな。」
そう言って俺を見る目は完全にその気になっている。星導の長い髪が殴られた箇所を慰めるように当たった。まずい、なんて脳に警告が走り口を開いたその瞬間、 ぐっと星導の顔が近くなる。そして唇が重なり俺の無謀な発言は遮られた。間も与えられず舌を突っ込まれ、ガツガツと口腔を掻き混ぜられる。
「__っ、♡ん、♡…っぁ…♡」
さっきまで脳内に警告を流してたくせに、何回も何回も落とされたこの深いキス一つで全部どうでも良くなる。殴られた痛みも、血の味も、拒絶も、全部全部。俺がまだちゃんと従順になれない駄犬だってんなら、お前がちゃんと躾てよ。恐怖からでも痛覚からでも快感からでもなんでもいい。殴られようが何されようがそういう思考に一瞬で染め上がるこんな俺も、ちょっとおかしいのかもしれない。だから一生、こいつからは離れられない。
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「っ”、う”ぁ♡〜〜〜っ”♡っ”、い”っ、いった”!いったか”らあ”っ”!♡♡」
「まだ頑張れるでしょ?ほら、白狼なんだからさ。ね?」
まじでしぬしぬしぬしぬ。あれから何時間経った?いや、もしかしたら感覚だけで実際は数十分程度なのかも。止まれと促すのにまるで聞く耳を持たずにガンガン奥を突いてくるもんだから、もう頭がばかになる。
「ねえ、ねえ小柳くん。小柳くんはちゃんと俺のこと好き?ちゃんとずっと愛してくれる?」
「〜〜ッ”、♡っ♡すき、♡!”♡ずっとすきだから”♡っ”♡♡」
「…、あは、♡だよねえ、」
こういう時やっと自覚する、愛されてんだなって。だから今日行った俺の行動が余計に恨めしくなる。”ああいう”ところも含めて好きなんじゃないのか。当たり前のことなのに。俺のことが好きだから、俺のことを一番に考えてくれてるから__。
「っひ、♡あ”っ♡っ”♡♡なあもう”っ、むり”い”っ…♡♡止ま”っ”♡ほんとぉ”に♡♡ 」
「弱音吐かないよー、小柳くんなら頑張れるでしょ?」
もうずっと抜いてない、細かい回数は覚えてないけど腹の熱さが引かない。全部が気持ちよくて、全部が甘くて。時たまに落ちてくる星導の汗さえも興奮の材料にしかならない。
「や、っ”♡も、むりた”っ”、ては”ぁ♡♡しぬ♡♡しぬから”♡ほしぅへ”♡♡っ”♡♡あ”ぁ、〜〜〜っ”っ♡♡っ”…♡♡」
「…♡あー、じゃあ。ここまで抜いて…。今から一回もイかなかったらやめてあげてもいいよ。」
「っ?♡っ”まっ♡ちょっまっ♡♡一旦待っ”__!」
ずるずると限界まで抜かれ、無理難題を押し付けられる。おかげで嫌な予感はすぐさま感じ取った。星導のその笑顔がもう既に物語っている。だから静止の言葉を投げかけた。__のも虚しく、思いっ切り奥目掛けて突かれ、挙句の果てには『ぐぽっ』だなんて身体から鳴ってはいけないようなグロい音が聞こえた。その瞬間、整理のつかないほどの感覚が身体中を襲う。
「っ”!?!?”♡♡かひゅ、っ♡っあ”?♡!”♡♡〜〜”〜っ”♡♡!”っ♡♡ぁ”っあ”♡?!”♡♡」
「あー、♡入っちゃったね。ここ。♡」
知らない知らない知らない、こんなの知らない。きっと知ったらダメなものだ。だってこんなに、こんなにおかしくなるんだから。
「__っ、ほし、ほしぅぇ、っ♡〜〜っあ”、あ”♡♡ぅ、♡しんと”いっ♡♡」
「もういくのつらい?♡そっかそっか、でももうちょっと頑張ろうね。♡」
止まれと促してもこの有様だ、何をされたってずっと星導が頭に居る。気を逸らそうとしても必ずこいつに集中が戻される。脳内を侵される、こうなることが一番の罠だというのは、心の何処かで思ってたはず。でももう嵌ったからには遅い。執念深い愛情に捕まって、この愛に沈んでいく他ないのだ。
「__小柳くん、俺はずっと愛してますよ。」
だから、全部許してね。暴力も犯しも執着も。
__♡
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