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5話!最・終・話!!
注意は1話と同じ~
最後の戦い、Start
「レシラム、持てる力のすべてを……真実の炎に変えて叩き込め! 『Crossflare Truth(クロスフレア・トゥルース)』!!」
コナンの叫びに呼応し、レシラムの尾部が太陽のごとく赤熱する。青き右目と赤き左目が一つに重なり、純白の炎が巨大な螺旋となってアーマード・ミュウツーを呑み込んだ。
轟音と共に爆発が起き、ミュウツーの拘束具(アーマー)が粉々に砕け散る。しかし、直撃の反動でレシラムも膝を突き、その巨体は瀕死のダメージを負って霧のように薄れていく。
「……ハァ、ハァ……やったか!?」
煙が晴れたそこには、拘束から解き放たれたものの、制御を失い紫色の禍々しいオーラを放つ暴走状態のミュウツーが立っていた。
「オオオォォォッ!!」
理性を失った咆哮。その精神エネルギーが物理的な嵐となり、地下室を崩壊させ始める。ジンは「チッ、出来損ないが……」と吐き捨て、サザンドラと共に闇へと撤退していった。
「止めて! これ以上力を放出すれば、あなたの精神が焼き切れてしまうわ!」
崩れ落ちる瓦礫を縫って、灰原哀が戦場の中心へと走り寄る。コナンが「灰原、危ねぇ!」と制止するが、彼女は止まらない。
灰原は、暴走するミュウツーの目の前まで行くと、その巨大な胸元にそっと両手を添えた。
「……わかるわ。あなたは、自分の存在意義が分からなくて苦しいのよね? 偽りの器に入れられて、ただ壊すためだけに生かされる恐怖……。でも、もういいの」
灰原の瞳から、一筋の涙がこぼれ落ちる。
「あなたは『兵器』じゃない。私の……私たちの、過ちが生んだ『兄弟』よ。だから……一人で背負わないで」
その言葉が、ミュウツーの荒れ狂う精神の深淵に届いた。
紫色のオーラが静まり、ミュウツーの瞳に知性の光が戻る。彼は悲しげに灰原を見つめ、その小さな手をそっと包み込んだ。
「……科学者の娘よ。お前の心にある『孤独』が、私を繋ぎ止めてくれた……」
ミュウツーは静かに浮上すると、瀕死のレシラムに癒やしの波動を分け与え、最後は灰原とコナンに一度だけ深く頷いた。
「この力……いつかお前たちが『真実』に辿り着くその時まで、私が闇を払う剣となろう」
テレパシーを残し、最強のポケモンは光の粒子となって消えた。
崩壊した地下室の跡。コナンは立ち上がり、隣で安堵の表情を見せる灰原と、少しずつ回復していくレシラムを見守った。
「……終わったな、灰原」
「いいえ、始まったのよ。彼(ミュウツー)が、私たちの希望になったんだから」
夜明けの光が、ボロボロになった探偵たちと伝説の竜を優しく照らしていた。
深夜の廃工場。黒ずくめの組織の末端たちが、極秘データの入ったアタッシュケースを運び出そうとしていた。
「おい、今の音は何だ……?」
一人の男が振り返るが、そこには虚空が広がっているだけ。しかし、次の瞬間、男たちの身体がふわりと宙に浮き上がった。
「な、なんだ!? 体が動かねえ!」
暗闇から現れたのは、かつての拘束具を脱ぎ捨て、鋭い眼光を放つミュウツー。彼は声を出さず、強力なサイコキネシスだけで男たちを壁に叩きつける。
『……真実を汚す鼠ども。これ以上、あの少女たちに指一本触れさせはしない』
ミュウツーは、現場に残されたパソコンに手をかざした。彼の精神エネルギーは電子回路に直接干渉し、組織のサーバーから重要ファイルを次々と抜き取っていく。そのデータは、瞬時に阿笠邸のコナンの端末へと転送された。
「……フン、助かるぜ、名探偵の影さんよ」
端末の通知を見たコナンが、遠く離れた探偵事務所の窓辺で不敵に笑う。
組織が作り出した最強の兵器は、今や彼らを追い詰める「見えない死神」へと変貌していた。
「こら、ジグザグマ! それはボクの探偵バッジだってば!」
平和が戻った阿笠邸の居間では、コナンがジグザグマと追いかけっこを繰り広げていました。ジグザグマは「ものひろい」の癖が再発したのか、コナンのバッジを口にくわえて、テーブルの下をジグザグに逃げ回っています。
「いいじゃない、元気な証拠よ」
灰原はキッチンで、阿笠博士と一緒に特大の鍋でカレーを煮込んでいました。その足元では、アローラロコンが尻尾を振って、カレーの香りに鼻をひくつかせています。
「今日はミュウツーを救ったお祝いに、奮発して高級な『ヨロギのみ』を隠し味に入れたからね!」
博士が鼻高々に宣言すると、窓の外で透明化していたレシラムが、思わず「グゥ?」と身を乗り出しました。
「あ、レシラムも食べたいのか? 透明になってるけど、お腹の音でバレバレだぞ」
コナンが呆れたように笑うと、レシラムは照れくさそうに実体化し、大きな頭をリビングの窓からひょっこりと覗かせました。
「ちょっと、家が壊れるわよ!」
灰原が叱りながらも、お皿いっぱいのポケモンフーズを差し出すと、伝説の竜は満足げに目を細めます。
事件の傷跡はまだ残っているけれど。
美味しい料理の香りと、大切な相棒たちの笑い声。
米花町の日常は、今日もポケモンたちの不思議な力に彩られながら、穏やかに続いていくのでした。
いい話だった…(魂バイバイ)
まあ自分で作っておいてなんだよって感じだけども!!
見てくださりありがとうございました!!
バイバイ!!