ニキしろ SS
この小説には過激なシーン、排泄シーンが含まれます。苦手な方は閲覧をお控えください。
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とあるイベント。俺はニキと共にトークイベントに登壇している。キャメもりぃちょもいて、18号もスタッフに抱えられた液晶で参加している形になっていて。ふと、気にかけていたニキの目線がこちらに向いていることに気づいた。
「ねぇ、ボビー、ほら」
ニキはほか2人に行かないで、直ぐに俺に声をかける。
「ん?あ、おぅ」
俺はスタッフに写真を撮ると言われ、ニキに言われるがままニキと片手ずつ2人でハートを作ってみる。その瞬間、客席からは色んな歓声が上がっていた。サービスになったかは分からないが、良かったならいいと思う。
「僕ら、バレないといいね」
ニキは小声でそう囁いて俺から離れた。少しだけ、心臓がドキッとする。
イベントが無事に終わって、夜になりホテルに帰る。ニキは大人しく部屋に戻るかと思いきや、俺の部屋に長々と居座ってベッドで横になっていた。
「お前、自分の部屋帰らんのかい」
「えー、いいじゃん。りぃちょもキャメさんの部屋に遊びに行ってるし」
「まぁ、ええけど」
別に不便なことは無いから居ることを許す。しかし、ベッドにニキが寝転がって俺が座る形になっている。俺の部屋なのに。
「ニキ、俺も寝たい」
「いいよー隣おいで」
「ちゃうねん、お前がどけや」
「やーだよ、隣おいでって、ほら」
「や……めろっ」
ニキに腕を引っ張られて、倒れ込むようにニキの隣に寝転がる。近くにニキの顔があって、少しドキドキした。
「今日さ、2人でハート作ったじゃん」
「せやな」
「すぐやってくれたの嬉しかったよ」
「……そうですか」
「僕の目見てさ、すぐ気付いてくれたでしょ」
「まぁ、気付くよ」
「僕のこと気にかけてたの?」
「いや?そういうわけやないけど…」
「でも、ありがと」
ニキはさらに俺に近づいて、そっとキスをした。
「はぁ……やっと出来た、今日イベントの途中からずっとしたかったんだよね」
「なんや……急に」
「今日、ファンの子と結構距離詰めて写真撮ってあげたりしてたでしょ」
「まぁ、そういうのもイベントの醍醐味やし?」
「そうだけどさぁ……ちょっと嫉妬」
ニキは俺の目を真っ直ぐ見つめたまま、ちょっとだけ顔をしかめて俺に言う。
「はぁ?相手はリスナーやぞ」
「それでも!距離近すぎだなってさぁ……」
「お前も……手繋いだり、してたやん」
「え、見てたの」
「いや……エゴサで、見て」
「いやぁ、それは、うん。ごめん」
「お前も大概やから……」
今度は俺からニキにキスをした。仕返しのつもりだった。俺以外の人と仲良さそうに手を繋いでいるのは、少し気に食わなかった。
「あら、ボビちゃんも嫉妬?」
「いや……んん……まぁな」
「えーーかわいい、ごめんね?」
「そこまでやないけどさ、なんか、ちょっとな」
「かわいい〜〜!ごめんねボビー!!!」
「鬱陶しい!くっつくなや!!」
思い切り俺を抱きしめてぐりぐりと頭を押し付けてくる。ただでさえ暑い夜なのにさらに暑苦しくて鬱陶しい。ニキのサラサラな長い髪が顔にかかって邪魔に思う。同時に、ニキの匂いがすぐ近くに感じて愛おしさも感じる。
「はぁ〜〜ボビーのこと好きだなぁ〜〜」
「はいはい、知っとる知っとる」
「ボビーは?僕のこと好き?」
「好きやよ」
「どのくらい?」
「はぁ………こんくらいやっ!」
俺はニキのことを同じくらいの強さでぎゅっと抱きしめてみた。
「あははっ!苦しいよボビー!」
「どんくらい好きなんか知りたいんやろ!ほら!」
「やーめーて!苦しいー!」
「こんだけ本気で愛しとるんやから、受け取れ!」
「分かった分かったー!愛してる!離してー!」
お互いベッドの上で抱きしめあって、しばらくわちゃわちゃと抱きしめあったりくすぐりあったり撫で合ったり、イチャついてからふと落ち着く。
「はぁ……暑いわ……」
「暑いね、でも……やっぱ好きだな」
「もうええから、分かっとるよ」
「…ねぇ、もっかいちゅーしていい?」
「……ん、ええよ」
2人で横になったまま、ニキは俺の頬に手を添えて優しくキスをする。だんだん身体に熱が溜まっていき、ニキの呼吸も荒くなっていくのが分かる。俺自身も荒くなっていく。
「はぁっ……ぁ…」
「どうしたのボビー、気持ちいい?」
「ん……」
「もっと、する?」
「……うん」
頬に添えられた手にぐっと引き寄せられて、またニキと唇がそっと重なる。最初は優しい甘ったるいキスだったのに、舌が絡んでからは酷く熱いキスをした。ぐちゅぐちゅと音を立てて重ね合うキスに身体が反応して、自然と自分の腰をニキの身体に押し付けてしまう。
「ねぇ……分かってる?」
「へ…?」
「腰、押し付けてるでしょ」
「あっ……いや、ちが……ぅ」
「シたくなっちゃったの?」
「んん……」
「僕もシたいな。いい?裕太」
「……うん。シよ、ニキ」
ニキの手は俺の服の下に入る。Tシャツの下に伸びた手は、俺のすっかり敏感になってしまった部分に触れる。いつもは俺の家でするのに、今日は見たことの無いベッドや天井、知らない部屋の匂いがする。その違う環境にまた少しドキドキしていた。
「んっ……ぅ」
「まだちゃんと触ってないよ、ね?」
「はぁ…ッ…触って、はやく…」
「いいよ、触ってあげる」
「んぁ…ッ……♡」
「はは……気持ちいんだ」
「んんッ……ぁ……はぁ…っ」
「ほら、気持ちいいね」
「あッ♡ぁ、きもちぃ……」
いやらしい手つきで敏感に立ったそれをいじめられる。弾かれるように触れられたり、擦られるように触れられたり、色んな触られ方をして心臓のドキドキが止まらない。いつもされているのに部屋の環境が違うせいか、隣の部屋に聞こえないようにしなきゃならない心配があるせいか、感じ方が違う。
「んっ……ふぁ、あ……ぅ」
「下も勃っちゃってる、もう辛いね?」
「あ、ぁ……んんッ…あ…♡」
「乳首、触られるの好き?」
「んっ♡あっ、あ……すき…ッ」
胸を触られながら、片方の手でズボン越しに勃ったそれをなぞられる。もどかしい感覚にビクビクしてしまう。勝手に腰が動いて、ニキを求める。
「こっちも触って欲しい?」
「んッ♡ん……うん…っ」
「いいよ、脱ごっか」
ニキにズボンと下着をされるがままに脱がせてもらい、反り勃ったそれが顕にされる。それに恥ずかしさを覚えつつ、見られているという状況に興奮してしまう自分がいる。
「全部見えちゃったね、かわい」
「そんな見んなや…っ」
「ここ、触って欲しい?」
「あっ♡あ、っう、ぅ……ぅ♡♡」
「もうぐちゃぐちゃだよ?」
「んッ♡んっあ……ぁあ…っ」
慣れた手つきでニキは俺のそれを刺激する。もう胸を触られた時点で苦しかったのに、さらに気持ちいい刺激が加えられて辛くなる。
「声、隣に聞こえちゃうよ?」
「んんっ♡んっ、ふ……ぅッ♡」
「よしよし、偉いね」
優しく頭を撫でられて、余計に刺激からの気持ちよさが増していく。ニキに行為中に優しくされるのもまた大好きだった。ニキの優しい声で、また背中がゾクゾクする。
「ふぁッ…あ♡まってにき、だめ、イきそ……ッ」
「もうイッちゃう?……だーめ。耐えて?」
「んぅッ♡ あっ、なん……で、っあ、だめッ……まっ、て、まって、おねがぃ…ッ♡♡」
「じゃあ、お願いしますって言って?」
「あ゛ッ♡うぅ、おねが…ぃ、しま、すッ♡♡」
「偉いね。ほら…イッて?裕太」
「ん゛ッ♡♡あっ、あ、ぁぁあ……ッ〜〜〜♡♡」
優しくニキに名前を呼ばれて、それに反応して腰が思い切り浮いてしまって情けなく果ててしまう。白濁とした液体が自分自身に飛び散った。
「よしよし、ちゃんとお願いできたね。いい子」
「はぁっ……はぁ……ッ♡」
「ねぇ、僕も気持ちよくなりたい。いい?」
「んん……ええよ、きて、ニキ」
「まってね、ゴム……」
「いい、今日は……いい」
「え、でも、裕太……」
「いいから、中、して?」
「……いいんだね?」
ニキは俺に覆いかぶさったまま、手をぎゅっと握って動けないようにした後また俺の唇を塞ぐ。滑らかに舌を絡められて、息が苦しい。上手く呼吸出来ないのに、口内と脳内にビリビリと快楽が襲ってきて腰がまたうずうずする。繋がれた右手を強く快楽に負けないようにと握り返してしまう。
「はぁっ……裕太、ちゅー好きだよね。ほんとに気持ちよさそうな顔してる……」
「んぁ……はぁ…っ」
「ほら…中、解すよ」
「…………ん゛んッ…あぁ、ぅ…ッ」
「力抜いて?緊張しないで」
「はぁッ……ぁッ……う、ぅ♡」
「入った入った、偉い。裕太」
「んっ♡う、ぁ……あッあ、ぁ……」
中にニキの指が入ってくる感覚が伝わる。ゆっくりと奥まで入ってきて、まだそれ以上に奥まで来るのに手前で解されているのが酷くもどかしい。もっと奥まで来て欲しい。もっとニキのものが欲しい。優しく解されるだけじゃ物足りないのであった。入口をゆっくり解されて、ニキの指が2本入ってもう余裕になっていた。
「ん゛ぅ♡……ぅあッ、あっぁ……♡」
「指だけしか入ってないよ?気持ちいいんだ」
「ぅ゛う…ッ♡にき、ねぇ……もう、いいから…っ、挿れて…♡」
「わかった……けど、もっと丁寧に僕に お願い してみて?」
「んぇ………?」
「くださいって、お願いして?」
「……俺ん中に、にきの…♡入れてっ、ください…ッ♡♡」
「いい子。偉いよ。裕太……っ!」
「ん゛ぁ゛ぁあっ♡♡」
その瞬間、グッと奥を押されるように中にニキの大きいそれが入ってきた事がわかった。しかし、頭でそれを理解する前に快楽が届いてしまって目の前がふわふわチカチカする。
「あ゛ッ♡あっ、まって、だめっ……そこぉ、あっ……きもち…ぃい♡♡」
「しーっ。声聞こえちゃうから。ね?」
「ん゛ぅ♡ッ……ふぅ……ぅッ♡♡」
「そうそう、偉いね?裕太」
「ん゛ッ?!! んぅ゛ぁ……ぅうぁぁっ♡♡♡」
ニキの甘い声で本名を呼ばれる度に中がキュンとして、脳がピリッとするような快楽に飲み込まれそうになる。殆ど行為中にしかしないニキのその呼び方が、俺は癖になっている。褒められながら名前を呼ばれて、俺は中で果ててしまう。
「……今イッてるでしょ」
「んッ♡♡ふ……ぅッ、ぅ……ッふぅ♡」
「……後ろ向いて」
「ん……?んぅ…」
「ほら、入れてあげるから。ねっ」
「お゛ッ?!あ゛ッ♡♡あぁっあ……っぅ♡」
「ほら、奥届いちゃうね」
「あ゛ぁ〜〜♡〜〜ッ♡♡♡」
ゆっくりと後ろ向きにされて、急に腕を引かれて奥を突かれる。正面から入れられるよりもさらに奥に入る気がして、気持ちいいところを何度も突かれておかしくなってしまいそうなくらい快楽に堕ちた。
「あぁ……気持ちいい。ねぇ、ここ好き?」
「あ゛あ゛ッ♡♡だめっ、らめ……ぇ♡にきっ、イく、イ゛っぢゃ……ぅ〜〜〜〜〜ッ♡♡」
俺はまた、イかされる。後ろ向きからのニキのものの圧力に耐えられずにまた中で果ててしまう。もう出るものもほとんど残っておらず、甘くイッてしまった。
「メスイキ上手…♡」
「はぁ゛ッ♡はぁ……っ……ぁ…ぅ♡」
「ね、上乗って?」
「ぅ……♡」
俺は言われるまま、ニキの上に乗る形になる。恍惚とした表情のニキを見下ろすのは気持ちがいいけれど、俺の蕩けた情けない顔を見られるのは少し恥ずかしかった。
「あぁッ……はぁ……っうぅぅ…♡♡」
「入ったね、えらいえらい。じゃあ、好きなように動いてみて」
「う…♡ ぁ……っあ、はぁっ……あ♡♡」
最初はゆっくり動く。これの怖さを知っているから。馴染ませるようにゆっくり動いて、自分の気持ちいいところに何度も自分のペースで当てていく。それが、段々と目の前が見えなくなるくらい気持ちよくなってしまう。
「ぁあ……イく、イ゛っく……ぅ…♡♡」
「仕方ないな……ほら、イッて」
「お゛ッぁ゛ぁあ〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
下から思いっきり気持ちいいところを突かれて、その衝撃で一瞬で果ててしまう。何を見ているか分からなくなるくらいの気持ちよさで意識が薄れそうになってしまった。
「またイッちゃったね?ほら、声抑えないと。隣のりぃちょ達に聞こえちゃうよ。バレちゃう」
「ん゛っ♡ぅ……うぅぅ゛ッふ……ぅ…♡」
「そ、いい子だね?裕太」
「ん゛ッ♡♡ぅ……ッ♡っ〜〜〜〜ッ♡♡」
名前を呼ばれてそれに反応してしまってまた果ててしまう。想定外のタイミングで果ててしまったせいで、身体の力が抜けてしまって、ニキに覆い被さるようにして抱きついてしまう。
「……またイッたの?」
「はぁっ……はぁ……ぁ゛……は♡♡」
「もう。仕方ないなぁ……ほらっ」
「お゛ッ?!!♡♡あぁ゛ッ、あっあ、……あぁ゛っぅ゛ぅ♡」
「ほら……ほら、来るでしょ?気持ちいいの」
「あ゛ぁっあ゛♡♡くるっ、ぐる゛っ♡きもぢぃ……ぁ゛ッ、はぁあっ、あ゛ッ♡♡♡」
「声抑えな、聞こえるだろ」
「ん゛んぅッ♡んっ……ふッ…っう……ぅぅ゛♡」
口を塞がれ、十分に息が出来なくて意識が飛ぶ寸前になる。快楽と苦しさが同時に襲ってきて訳が分からない。気持ちいいのに苦しくて、ニキの手が俺にあてがわれているのが心地よくて、それでも息が苦しくておかしくなる。
「ん゛ッ♡んぅ゛ッ〜〜〜〜〜〜!♡♡♡♡」
「はは……またイッてる…」
「ふ…ッ、ぅ……♡うぅ……っ♡」
「まだ俺イッてないんだけど?ねぇ」
「お゛ッ?!?! ぅ゛ぅぅッ♡♡ん゛ぅ……ッ♡」
「まだ付き合ってよ、裕太?」
「ふぁ゛ぅッ♡ぅ゛〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡」
「……あーあ、潮吹いちゃったね」
強すぎる快楽のせいであまり感覚は分からないが、ニキの腹に俺から溢れ出た液体がちょろちょろと流れ出ているのがわかった。訳が分からないのに、それが何故か気持ちよくて仕方がなかった。
「ダメじゃん、そんな可愛いことしたら」
「ふぅ゛ッ♡ぅう、ぅ゛ッ♡♡ぅぁ……っ♡」
「僕もイきたい……裕太、ぎゅーして?」
「ん゛ッ♡♡あぁ……あッ、あ゛ぁ…っあ♡うぅ…っ」
「そ……いい子……気持ちい…ッ」
「あッ♡にき……っにき、すき……きもちぃ…ッあぁぁ゛っ……♡♡」
「うん、うん……裕太、大好き。イ……きそ…っ」
「きてっ、きて♡ ナカだして…ぇッ♡」
「馬鹿……締めんな…イく……ッ!」
「ん゛ぉ゛ッ♡♡あ゛ッあぁ゛〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」
中にどくどくとニキのそれが吐き出される感覚が何となく伝わってわかった。あたたかい感覚がして、波打つような振動も感じて。俺は幸せだった。ニキの荒い息遣いも、早い鼓動も、今は全部俺が抱きしめて独り占めしている。それがなんとも言えない快楽と多幸感に包まれている要因であった。
「……はぁ…大丈夫…?」
「うぅ……ッ……♡♡」
「愛してるよ、裕太」
「んッ……♡愛してる…」
しばらくの時間抱きしめあった後に、俺の中に出されたものをどうにかするべく、俺らは脱ぎ捨てた服をそのままにしてそのまま風呂に直行した。
「ちょっとそのままでいてね、出してあげるから」
「いやっ、いや、ええわ……自分でやる」
「せっかく一緒にお風呂入ってるんだし、やってあげるよ。僕の責任だから」
「いや、でも……その…」
「ん?どうしたの?」
「……ごめん、ちょっと先にシャワー浴びとってくれ」
俺は一旦事を済ますためにシャワー室から抜け出そうとする。いいホテルを取ってもらっていたため、風呂とトイレは別になっていた。
「え、どうしたの、大丈夫?」
「いや、大丈夫やから、手ぇ離して……っ」
ニキに手を掴まれて止められる。そろそろ我慢ならなくて、足がぶるっと震えてしまう。
「…………あぁ…わかった。いいよここで」
「……へ?」
「ここでして?」
「……はぁあぁ???」
「見せてよ、ほら」
「えっ……いや、無理やって、さすがに……っ」
「でも、もうキツイでしょ。ここで出してよ」
「んっ゛……無理、絶対無理……」
ニキは俺の両手を掴んで離さない。そして事後で力の無い俺は何となく誘導されて、浴室の壁際に押さえつけられる。後ろから俺を押さえつけるニキの表情が想像できない。
「いやっ、嫌や、離して?も……むり……っ」
「限界なんでしょ?いいよ、ほら、出しちゃえ」
「う……ぁ……っニキ、ほんま無理……むり…」
「もう力入ってないでしょ、ね?」
「うぅ……っ」
たしかに抵抗できるほどの体力や力はもう余っていなかった。膀胱に力を入れて堪える事だけで精一杯で、他にできることはなかった。
「ニキっ、だめ、無理、離れて……っ」
「見てたげる。ほら、出していいよ。裕太」
「あ……っ♡あ……ぅ……うぅ……ッ」
名前を呼ばれた瞬間、また身体が反応してしまったせいで緊張が緩んで、堪えていたものが全部溢れ出た。音を立てて流れていく液体に恥ずかしさを覚えてしまって苦しい。なのに、生理現象である排泄をはじめて見られていることに興奮して、得たことの無い快楽感が俺を襲ってしまった。
「はぁっ……♡ あぁ……ッ…」
「よしよし、偉いね。可愛い……」
「可愛く…ない……っ…」
足を伝う生ぬるい感覚がなんとも言えない。涙目になる俺を、ニキは優しく撫でてくれた。振り返ると、満足気な顔をしたニキがそこに立っていた。
「可愛いなぁ、大好き」
「性癖おかしくなったんかお前は……っ」
「お陰様でね。ほら、身体洗っちゃおうか」
「お前がやってくれ……もう……」
身体を洗うのはニキに任せて、俺たちは2人でしっかり風呂に入った。中に出されたものも掻き出して貰って、ちゃんと身体も髪も洗って風呂を出た。俺のスキンケア用品を一緒に使って、互いの髪を乾かす。同棲しているような感覚で、ちょっと顔が綻んだ、そんな夜の時間であった。
コメント
2件
性癖にぶっ刺さりました、ありがとうございます。