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ボクってなんなんだろうね?ボクは誰なんだろうね?はっきり言われてないけど、多分ボクっていう存在は何人もいるんだと思うんだ。また違うボクと違うボクと、違うボク。
あっ、関係ないけど誰か来たみたい。紹介するね。この人はオチョナクサン。いつも来るんだ。ボクにはパパとママの代わりに、オチョナクさんと[○○○]がいる。いつもこの2人に助けて貰ってるの。優しいよね。やさしい、せかい。ボクはこの優しい世界がだーいすきだよ。
「…ねぇ待って、[○○○○]、待って」
そんな声が聞こえる。これは天使様かな?天使様っていたんだ。本当に見えるし触れたんだね。真っ白で真っ黒で真っ青で、少し気持ち悪い。口の中がじくじくする。気持ち悪い。
水、そうだ、お水飲まないと。お水大事だね、大事。大事だから大事だから飲まないと。呑まないとのまないと。水美味しいな。でも洗剤が入ってるんだよ、だからあんまり飲まない。お外行ってくるね。
寒い。寒い寒い寒い熱い。熱くて暑くて厚い。篤いの。さむい?分からないけど、体幹が変だね。可笑しいね。みんなボクを見てる。嘲笑ってる。ボクが素敵な人だから?あれ?怒ってきた。違った?ごめんなさい、ごめんなさい。
お店。なんて書いてあったっけ?分からないけどコンビニだと思う
「飲み物をください」
ボクはそう言った。目の前の目はボクに怒ってるみたい。どうして?どうして肩を掴むの?手を振るの?殴るの?やめて、嫌だごめんなさい、殴らないで叩かないで蹴らないで何もしないで、ボクはボクだからごめんなさい。ボクじゃなくなるから。ごめんなさい。
「…お嬢ちゃん、ここはジムだよ」
ジム?ふざけないで。ボクは目の前にある何かを投げた。この人は怒ったみたい。そうだよね、でも我慢ならないよ。ボクは正しいんだから、ねぇそうなんだよ。もう何も反論しないで。何も言わないで。ボクに構わないで。ボクなんかに、ボクなんかにボクなんかに。全て理不尽だ。おかしいんだ。バカなヤツらばかりなんだ。目はボクを捕まえて外に出した。そして車に乗せた。誘拐?誘拐だ、これは誘拐だ。嫌だ抵抗しないと。
「嫌だ!!!!ボクを誘拐する!!!!人殺し!!!」
「落ち着きなさい、大丈夫私達は君の味方だよ」
味方?何を言ってるの?味方なんてないよ。言葉だけの薄っぺらいもの。すぐに破けられる。
馬鹿だ。馬鹿な誘拐犯だ。ボクの手にはスマホ…あれ?スマホがない。取り上げられた。取り上げられたんだ、ボクを不幸に陥れるんだ。こんなクソなヤツら死んでしまえ、死ね死ねしね、死ね、死んで、死んでしまえ。
お願いもう嫌だ、死ねよ、嫌だ、嫌だ怖い。全てが怖い。怖いよ、ボクが悪いのはもう認めるから、お願いもう逃がしてボクが悪いよ、ごめんなさい、ごめんなさい
「大丈夫、大丈夫……」
また声が聞こえる、こんなに話しかけるなんておかしい人だ、おかしい、ばかだ。もう嫌。何も聞きたくない。あれ、でも眠いな。さっきの水に入ってた洗剤が効いてきたんだ、死んじゃうのかな。しんでしまうなら、もっとはやくしにたかったな、ぼくってなにかしたっけ。ぼくわるいこ?やるいからままもぱぱもでてったんだね、ぶきみでこわいこだね、ごめんなさいごめんかさ
大丈夫、私は君の親友だって言ったでしょ
「…あれ?ここどこ?」
「[○○○○]、やっと起きた…もう、私を何度心配させれば気が済むの?」
「あ、[○○○]!ボクってなにかしてたの?」
「幻覚見てジムで暴れててみんな通報して救急車とか。そういうこと。薬かと思われたけど別にそういうのじゃないってわかってるから安心して」
「え?あ~…あは、ボク夢見てたみたい。もう大丈夫!ほら指あるし…ね、早く病院から出たいな」
「私のお母さんたちがお金払ってくれるらしいから1ヶ月入院。ほら私はいつでも待ってるから」
「えー…つまんね、外出できないんでしょ?めんどくさいなぁ。早く[○○○]と服屋めぐりしたい~!」
「はいはい、お菓子持ってきてあげるから面会の時許可取れたら菓子パしよ?ね?」
「わかった!毎日LINEしてよね!」
「ふふ、はいはい」
これは、本物か偽物かわからないボクの親友。可愛くて優しい。そんな[○○○]が大好き。
はぁ、早く外出したいな。でもこんなの何度もあったし大丈夫だよね。よし、がんばろっと