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_生きて、生きて、生き抜いた君へ。
あの父親に復讐するために、必死に生きてきた。 でももう辛くなってきた。
あいつが桃太郎じゃなければ、今も幸せに暮らせてたのかな、こんな廃墟ビルに寝泊まりなんて、一生することなかったのかな。
そんなこと、考えちゃいけないのに。
今でもあいつは、綺麗な服を着て、何もしていない鬼を殺しているのだろうか。
_まあ、もう俺には関係のないことだがな、
もう一生他人とは関わらない。 そうすれば、もう傷つくこともない。
そう思っていたのに、なんでこんなところに入学させられたんだ。
監禁された時、もう無理だと確信していた。なのに、あいつらが助けに来た。来なくても良かったのに。
病院が火事になっていた時、瓦礫に挟まれて、次こそは本当に無理だと思った。
だけどあいつなら、一ノ瀬四季なら助けに来るって、なぜか信じてしまった。
色々なことをあいつらとしていって、なぜか思ってしまった。
_仲間ってのも、悪くないな。
それでも、あいつを殺すまで、俺の信念は変わらない。
いつかまた、あいつに会えるのを信じて。