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” な__そ__の_で__いの? ”
「トキ…なんで、ここに。」
” _るしかっ_。_ばっかり_い。”
「トキ…?」
辺りは見渡す限り真っ暗で目の前の後ろ姿はのは確かに時谷だった。
「トキ、帰ろう。みんなが待ってる。」
時谷の肩に手を乗せた瞬間、目が覚めた。
………あの時谷の目。
冷たくて、誰の事も信頼していない、孤独で鋭いあの目つき。
今の時谷とは正反対な……いや、夢だ。
夢なんて、すぐに忘れる。
_
「おはよ!翔太」
「うわっ、びっくりした……!トキ…」
今朝見た夢のせいで後ろから来た時谷に驚いてしまった。
周りでユニフォームに着替えるチームメイト達の目線が集まるも皆「今日も仲ええなー」なんて口々に笑って元通り。
「…翔太?」
時谷の丸くて輝いて見える目をいつもより強く見つめて森下は安心感を得た。
「いや、ごめん、びっくりしただけ」
早く慣れないと。
早く、早く今の時谷に慣れないと。
俺はずっと、時谷を騙し続けなければ行けない道を自らの手で選んだのだから。