TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ジリリリリリ

うるさい目覚ましの音

「んあ…..」

眠そうに唸りをあげる学生

「もう朝よー!」

息子を起こす母の声

朝早くゴミ出しをするおばさん

犬の散歩をする女性

イヤフォンをして走る男性


平凡な毎日



「こう!!!起きなさい!!学校遅れるよ?!?」


っっ!!

「あっやっべ!すぐ行く!」

母に叩き起され飛び起きる僕。これこそ普通

クソ、昨日の夢のせいで寝起きが悪い。ああ、それより早く着替えないと


「いってきまーす!!」


「あっこうちゃん!遅いよー、もう置いていこうかと思った。」

「あっみお!」

朝田 みお(あさだ みお)俺と幼なじみ。記憶が曖昧なせいでいつから友達なのかは分からない。だが、僕はこいつに恋をしている、と思う。だが、告白なんてとっくに諦めた、みおはモテる。また告白されちゃったよ。なんて、そんなことをくだらない雑談として話す。俺なんかよりイケメンでハイスペックな野郎がお似合いだ


なんて雑談しながら考え事をしていたらもう学校だ。

「じゃ!また帰りでね!こうちゃん!」

「おう、てかその呼び方恥ずい。やめろ」

「えー、可愛くない?」

そう言いながらみおは男子の下駄箱から靴を取り出す

「おい、みお、そこ男子だぞ」

「え?あっあれ?!ほんとだ!なんでー?!」

「おいおい、寝ぼけてんのか?毎日してるそんな動作間違えるやついんのかよ」

「あっはは!なんかおもしろーい!私疲れてんのかな?」

みおは思い切り微笑む。

いつもの風景だ。おっちょこちょいないつものみおだ。うん、あれ?みお?みおが笑ってる?なんでここにみおが?あ、そうか、同じ学校に通ってるんだ、あ?よく分からないな、なんで?

「こうちゃん?!こう!!」

「どうしたの、、、?なんで泣いてるの?!」

え?泣く……?ああ、ほんとだ…..涙だ。なぜ泣いてる?なぜ悲しい?分からない、分からない。

「あ…..あっは、なんでだろ?目が乾いたかな。ははは」

「こうちゃん、変だよ?どうしたの?」

「ああ、ごめん…..ほんとなんでもない。大丈夫、授業遅れちまう。またな」


またな。か、また会える保証なんてどこにも無いのに


何考えてんだ俺。ポエマーか?

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚