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「それにしてもよ、お前金持ちすぎじゃね?」


監督生がツナ缶の事について話してるとエースが急に言い出した。


『私バイト頑張っちゃってるからね』


ドヤッと効果音がつくに見せつけの笑顔を向けた。



「どこでバイトしてんだか、まさかモストロラウンジってわけじゃなさそーだし。」


探るような目つきでアイリスをジロジロ見ている。そんな視線に耐えきれなかったのか、アイリスが言った。


『街の方だよ』


「どこらへん?ってかお店の名前教えて」


「おい、流石にそういうのはプライベートだろ。」


余りにもしつこかったのかデュースが痺れを切らして間に割り込む。


『私のこといじりたいだけだろ』


「デュースくんは気にならないんですかぁ?」


お前も手伝えと言わんばかりの視線をデュースに向ける。


「僕は別に…。まぁ、マブだから気になりはするけどな。」


矛盾してるよ…とそばにいた監督生がつぶやく。


『ってかグリムは?』


「え?グリムなら………さっき………いない!?」




監督生がまたサボるつもりだよ!と慌て出した。エースとデュースもグリムを探そうと走り出す。



『授業まであと10分だからねー!遅れたら私が先生に言っとくー!』



だんだん小さくなる3人の背中に向かって声を上げたい。


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