「あいつ綺麗だったな…」
『ん?誰が?』
「いつからそこに?」
『ついさっき』
「ふーん、」
うわぁ、聞かれてたか
「僕に何か用でも?」
『いーや、日向を見かけたから』
『で…誰が綺麗だったの?』
葵維って言えるわけないよね、
「何でもない〜」
『日向って綺麗だよね、』
「え、?」
『何だろ、惹き込まれるっていうか…』
『そう!ビー玉みたい!』
「ッ…?!」
気味悪くないのかな、僕の目の色…
「そ、そう?…」
『俺は好きだよ。』
「ん、?」
『めっちゃ綺麗、日向の色好き』
「あぁ…そっちね」
『…何だ?』
「何でもないでーす」
なに期待してるの?!てか、会ってから1日も経ってないし…
『ねぇ、俺達どっかで会ったことない?』
「ないと思うけど、」
『何か会ったことある気がするんだよね』
「もしかしたらどっかで会ってるかもね」
『夕方は涼しいな〜、』
「どうしたの急に?」
『一目惚れってさ、信じる?』
「ッ、信じないかな〜」
「一回見ただけで好きになるとか…」
『俺は信じるよ!だってさ、運命じゃん!』
やばい、ずっとドキドキしてる…
好きだなぁ…(笑)
ヒュウッ…
「おわっ、風が…」
サラッ
『ッ…!』
「あ〜…やば、」
「髪ボッサボサ〜(笑)」
「おーい?葵維〜?」
『いや、大丈夫…』
「顔赤いよ?」
『まじで大丈夫だから…』
「綺麗…」
『え?、』
「あっ…」
まじで何やってるの僕?!
絶対引かれたって…(泣)
『好きだよ、』
「え?!///」
『一目惚れなんて嘘じゃない、魔法でもない。』
『そういう運命なんだよ』
「僕も好き…」
ー2年後ー
「もう卒業だね、」
『早いようで短い3年間だったな〜』
『卒業式泣くんじゃないのか?(笑)』
「泣かないし!!」
「雲雀ぃ〜(泣)」
『ほら、泣くじゃん〜』
「雲雀身長高い…ちょうだい…」
『瀬楠が急に髪切ってきた時びっくりしたよ(笑)』
「別にいいじゃん〜、」
『その方が瀬楠の顔と大好きな綺麗な目が見える』
「まぁありがと、」
「んッ?!」
「ちょっと何してんの?!」
『何って、ちゅーだけど』
「学校でする馬鹿が居るか!」
『はいはーい生徒会長様〜』
「”元”ね!!」
『はい!プレゼント!!』
「ネックレスだ…!」
「めっちゃ大事にするわ」
『喜んでもらえて良かったです』
ー??年後ー
『おーい!』
「ちょっと待ってよ〜」
『荷物はこれくらいかな、』
「ん〜!!疲れた…」
『お疲れ〜』
「身長分けてよ」
『それずっと言ってるよね』
「ふはっ(笑)」
『前より感情が出るようになってよかったな』
「雲雀のおかげ」
キラッ
『そのネックレス大切にしてくれてるよな』
「初めてのプレゼントだし」
『次のプレゼントは指輪かな〜』
「はぁ?!」
『あははっ(笑)』
「あー、幸せ!!」
道化師みたいな僕と、檸檬みたいな彼との物語
檸檬の様に綺麗で酸っぱくてだけど甘い恋。
この話の続きはまた別の話…。
恋に落ちた道化師 〜fin〜
コメント
1件
ま、まぁセーフ?( ここまで見てくれてありがと!!