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こんにちはふぃれおです!
前作ハートたくさんありがとうございます💖
今回も青さん右です笑
考えてると青さん右ばっかです😶
では注意喚起です!
──────
🖤 × 💙
(黒さん左、青さん右)
BL・心中・飲酒煙草表現あり
ご本人様とは一切関係ありません
──────
黒「お前酒飲みすぎ」
「右手に煙草、左手に酒ねえ…」
アパートの一室
狭いベランダに男が2人並んでいた
青「一服中」
「煙草嫌いは黙ろうね ~ 」
黒「組み合わせまずいやろ」
青「うん、まずい笑」
へらっと笑う彼
煙草の白い煙は暗い闇へと消える
青「ね ~ あにき」
黒「ん?」
青「こっから落ちたら、どうなる?」
ベランダの真下を指差す彼
ネオンが輝く街並み
金と欲が渦巻いている
黒「なんなん、落ちたいんか?」
青「う ~ ん、つかれたかなあ」
「ずっとあにきといたい」
「あにき以外なんもいらへん」
そう言いキスをしようと寄ってくる
そんな彼の口を手で覆った
黒「…キスはせえへん」
「約束したやろ。」
「ちゃんと好きなやつとしろ」
青「好きな人やからしようとしてんねんけど」
曖昧で都合のいい俺たちの関係
セフレでもなく、恋人でもなかった
ただ、隣にいると安心するモノだった
黒「俺はええけど」
「後からやっぱ無理はなしな?」
青「当たり前」
「無理とか誰が言うん」
彼を引き寄せキスをする
舌が絡み合う、大人のようなキス
大人じゃない俺たちだけのキス
黒「俺と恋人なってなにしたいん」
デートとか、えっちとか
いくらでも遊んでやるしヤる
青「心中」
黒「それお前の本望?笑」
‘ いっしょにしにたい ‘
なんて口が裂けても俺は恋人に言えない
…言えなかった。
青「本望だよ」
「後誰が俺に言わせんの」
「いっしょの墓はいろ ~ ね」
俺とは違う彼
思ったことは口にできる彼と
できない俺
黒「高校生が言うことちゃうな」
「高校生くん酒と煙草大丈夫?」
俺たちは身寄りがない
家族は死んだ
親戚からも1人で生きていけるって
見放された。
俺たちだってまだ未熟な子供なんだよ
青「まあ、あんな大人よりマシやろ」
黒「そうやな…」
いま生きていることが奇跡のように
神頼みする奴なんて馬鹿だ
神なんていない
神も仏も。
黒「心中か、」
「いつかできたらええな」
青「うん、約束。」
彼と小指を絡めた
強く、強く。
小指を離そうとした瞬間
景色が真っ逆さまだった
青「あいしてるよ」
「ごめん」
涙を流しながらそう笑顔でいった
黒「俺もあいしてんで」
「ええよ」
俺たちはまた小指を絡めあった