彼も帯をほどいて、厚い胸板に抱き締められる。
「……あっ、ん……」
ブラが外され、胸元に唇が寄せられる。
彼の手の温もりが腰を這い、太腿へ下りる。
「優しくするから……」
手の感触が腿の内側を撫で上がって、ショーツの上から薄くなぞった。
「……んぅ……」
堪え切れずに喘ぐ声が口から漏れると、ショーツが下ろされて、しなやかな彼の指が両脚の狭間にじかに触れた……。
触れられた中芯部が、じんと熱を帯びて疼く。
「……あの、電気を消してもらっても……」
小さく口に出すと、「部屋の明かりを消す前に、君をもっとよく見せて……」と、彼が私の裸身に目を落とした。
「はっ、恥ずかしいから……」
羞恥に駆られ、露わになった胸元を手で隠そうとすると、
「いい、隠さなくて。……綺麗だ」
胸の突先にちゅっと口づけられた。
「んっ……やん……」
堪らずに声をこぼすと、
「恥ずかしがる君も、可愛くて 愛しい……」
なだめるように優しいキスが、もう一度、胸の尖頭に落とされた。
──部屋の電気が消されると、
「……いい?」とだけ尋ねられ、黙ってこくんと頷く。
しっとりと濡れそぼった内奥へ彼自身を受け容れると、背中に抱きついた腕にぎゅっと力が籠った……。