テラーノベル
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第1章 第2話
「今 、こさめ って言った…?」
夢で確実にきいた名前 …。その名前にはもちろん聞き覚えはなかった。
誰だ、こさめ。
もう一度夢を見ようと試みるが、名前を聞いたことに 驚きすぎて眠気なんてなくなった。
次の日。また こさめ という人の夢を見る。
「んーこさめやっぱ画伯だよね ~
!!」
「美術さいこー!!」
なんだこれ…。
「こさめ の学校生活…?」
なんで学校生活なんか…。しかも制服も建物も凄くリアルだ。一回も見たことない場所がこんな鮮明に分かるのか…。
「LAN ~ 」
「どしたー」
「前言ってた夢って最近見るー?」
「え、うん。普通に毎日のようにみる。」
「…そ、 」
「え、なに。こわいこわい !!」
「いや別にー」
ネットで色々調べてみたけど、LANしか似たようなことが起こってる人はいない。
なんなんだこれ…。
今日もまた夢をみる。
「1限から自習さいこー!」
「そーいえば!最近さー」
「変な夢見るんよね ~ 」
「なんかー知らない男の子がいる!!」
今日もベッドから飛び起きる。
は…?まてまてまて。
こさめ も同じ状況なのか…?
だとしたら俺を見てる可能性が高い。
どう確認すればいい。
「あ、…」
「@LAN 今日夜ゲームできねえ」
「@なつ りょ」
とにかく、こさめが夢を見ていそうなのは深夜。
俺は昼夜逆転してるからきっとこさめの学校生活が見えるんだ。
もしそうなら、こさめは俺の夜の姿を見ているかもしれない。
今日の夜、こさめに話しかける。
第1章 第2話 終
コメント
1件
初コメ失礼します💕 書き方めっちゃすき💕 続き待ってます💕💕