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悪い子

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悪い子

1 - 悪い子

♥

651

2025年04月07日

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⚠️attention⚠️


BL表現あり

nmmn注意

ご本人様には一切関係ありません



緑黄


微 赤黄






🍵「みこちゃーん、」


👑「はぁい」



いつも通り、みこちゃんの名前を呼ぶ。


呑気だな、と考えちゃって、どうしても心のイライラを抑えられない。



🍵「話したいことがあるんだけどさ、」


👑「ぅえ…?」



少し不思議そうな顔をして、こちらを振り向くみこちゃんは、俺が何を言いたいか分かってなさそうだ。


そんなみこちゃんに、携帯で1枚のの写真を見せつける。



🍵「この写真さ、」


👑「っ!、」



心当たりがあるのか、ようやく顔に焦りを浮かべ始める。



🍵「説明、できる?」


👑「ぅえっと、…」



無駄だよ。


何言ったって、許す気ないよ。



👑「……ごめんなさい」



俺のそういう雰囲気を感じ取ったのか、意外とあっさり引き下がった。


俺はつい、間の抜けた顔をしていたかもしれない。



🍵「…なんで浮気なんてしたの」



気を取り直して、問いただす。



👑「……」


🍵「しかも、ひまちゃんと」



そう、先日みこちゃんは浮気をした。


俺の手に握られているスマホの写真は、みこちゃんとひまちゃんが、手を繋ぎながらホテルに入ろうとする瞬間のものだ。


これで、言い逃れはさせないよ。



👑「…ごめんなさいッ」


🍵「…っ」



泣きそうな顔のみこちゃんは、俺の胸を締め付けてくる。



🍵「…っなんでこんなことしたの」


🍵「俺の何がそうさせたの」



理由が知りたかった。


みこちゃんを浮気に走らせた理由を。


もしかしたら、俺のせいなのかもしれない、と。



👑「ぅえっと……」



みこちゃんの、丸くて大きな瞳がゆらゆらと揺れる。



👑「…魔が、、差して、」


🍵「そんな言葉で、俺が納得すると思う?」


👑「っ…!」



みこちゃんがそんな理由な訳ない。


そんな理由であって欲しくない。



👑「…ッごめんなさい」



みこちゃんの返答に違和感を感じる。


何か隠してない?



🍵「今、謝って欲しい訳じゃないんだけど」


🍵「なんで魔が差したの?俺が悪い?」


👑「違うっ!!」



みこちゃんが急に大声を出すから、ビックリした。



👑「すっちーは悪くない!なっちゃんも悪くない!」


👑「ぅ俺が…悪いんよ」



俺の瞳に映ったみこちゃんは、何か言葉を呑み込んでいるように見える。



🍵「ホントに?100%そうだって、言い切れる?」


👑「…っ」



目を大きく見開いて、動揺している。


何か隠してるんだ、と確信に変わる。



🍵「…変だよ?どうしたの…?」



俺は突然冷静になって、みこちゃんに心配を寄せる。



👑「ぅ……」



先程までの態度と落差があり過ぎたからだろうか。


みこちゃんをもっと、動揺させてしまった。



🍵「事情があるなら、説明して欲しい…その、、俺も責めすぎた…ごめんね」


👑「…すっちー、、!」


🍵「おわっ、」



突然みこちゃんが勢いよく抱き着いてきた。


その勢いに耐えられず、ソファに尻もちを着く。



👑「ごめんなさい、、ッ」


🍵「な、泣かないでよぉ」



グズグズと泣き始める、みこちゃん。


もう、浮気のことなんて、どうでも良くなってしまう。


みこちゃんには敵わないなぁ、なんて思いながら、背中をゆっくりさすってやる。



👑「ぅぐッ……なっちゃんがね、」


🍵「うん、」


👑「まにきにッ、振られたって…言って」


🍵「え…?」



待って待って?


ひまちゃんが、いるまちゃんに振られた!?


初めて聞いたんだけど…。



🍵「そんなことが起きてたの…」


👑「うんッ、俺もこの前初めて聞いてん…それでねっ、」



みこちゃんが俺に、一生懸命事情を話す姿は、幼い子どもみたいで可愛かった。



👑「なっちゃんに、慰めて欲しいって、言われて…」


🍵「断れなかったんだね…」


👑「っ…」



きっと、メンバーが悲しい顔をしているのを無視できなかったんだろう。


みこちゃんらしいと言えば、そうなのかもしれいな。



🍵「…なるほどね、」


👑「ホンマにごめん……」


🍵「…もう、いいよ。怒ってない」


👑「ぅえっ!?いいの…?」



大きい瞳をさらに広げて、こちらを見る。



🍵「もう、しないでね」


👑「もちろんッ!!」



ガバッと再び俺に抱き着くみこちゃんは、安心してるみたいだ。



🍵「でさ、」



グイッとみこちゃんを引き剥がして、ソファに押し倒す。



🍵「なに、されたの?」


👑「ぅあッ、」



俺の下に居るみこちゃんは、どこか嬉しそうに言葉を放つ。



👑「軽くぎゅーとちゅーしかしてへんよ」


🍵「…あれ、」



騙された?


ホテルに入って行ったことや、みこちゃんの反応的に、そういうことしちゃったもんだと思ったんだけど…。


ふと、みこちゃんを見るといたずらっ子のように少し目を細めて、



👑「お仕置せぇへんの?」



あぁ、これを待ってたのね。



🍵「ふーん…悪い子、、」



俺は満足そうなみこちゃんの顔に、ひまちゃんとほぼ何も無かったことの安心感を覚えて、


少しポテッとした愛らしい唇を目掛けて、俺の唇を重ねる。



🍵「悪い子には、しっかりお仕置しなきゃね」


🍵「みこちゃんのお望み通りに、」




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コメント

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ユーザー

投稿ありがとうございます! 2人とも可愛いです💞 💚×💛大好きだから嬉しすぎました🫶🏻

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