👾「〜〜〜・・♪」
楽しそうに鼻歌を奏でる彼の右手には自身の手、なんて事はなく普通の煙草。今から吸うぞと言わんばかりにライターを探す彼を横目で見ながら自身を構ってくれない虚しさを溜息として吐き出していた。
👑「なーにボビーさぁんまた喫煙?好きだねぇ煙草。」
👾「えぇやろ別に煙草ぐらい。今から吸うから外出るなー。」
返事も聞かずベランダの元へ行く彼の後ろを着いて行き。窓を開けて閉められて。自身も喫煙者だが巻きタバコの匂いに慣れない自分を気遣っている行動だと分かるのだがせめて返事はして欲しいものだ。腹いせに窓の鍵を閉めてやった、ざまあみろ。そういえばこんな事以前にもやった覚えがあって昔から自分は変わってないんだなぁと実感させられる。変わった事、強いて言うなら彼への恋心。付き合う前は純粋な恋心だった、今では誰にも渡したくないという灰色の感情で。煙草を咥える彼の姿はいつにも増して心臓を高鳴らせる。心臓の音がうるさくて、でもその音さえ彼の影響だと考えると嬉しくて。ドンドンと窓からの音が耳に伝っているがそれを無視して嘲笑ってやった。一頻り笑った後解放してやれば
👾「お前またやったな?www寂しいからってつまんない悪戯すんなて。」
👑「いや寂しくないし。別にボビーに構ってもらえなくても平気だから、ふんだふーん!」
👾「なんやねんそれwwww・・ニキ、夜シャワーして待ってろよ。」
なんて言われて自身の顔が彼からの呼出煙によって包まれる。つまりはそういうことか。今回ばかりは彼に従ってシャワーを浴びることにしよう。
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