・成り代わり(前世思い出した)
・勝手な想像で書いてます
・救済あり
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決断してからは速かった。
病院の人がなんか叫んでたけど、そんなことよりも第1に我が子。
靴も履いてないから、皮が向けてきて痛い。
道行く人に佐野家の話を聞くと、「あぁ、あの強い子がいる所?」と聞かれる。まだ子供なのにそんなに強いのかしら。
とか言ってたら着いた。佐野道場。
勝手に入ったらダメだよね、今日じゃ無いかもしれないし、、、、
「やめろよマイキー!!」
あ、これ今日だわ。
どうしよう、間に合わなかった。
心が絶望感でいっぱいになる。
あれ?でもまだ、、。
まだ、あの”言葉”が言われてないじゃない。
早く行かなくては。
あの子のトラウマができる前に。
佐野家の庭に入った。
そこには息を飲むほど恐ろしい空間が流れていた。
愛する我が子。大きくなった我が子。手を…口を血塗れにした我が子。
私は走った。足の痛みさえ感じないほどに。
ピンクゴールドの髪をした男の子が言う。
「笑え))
いや、言いかけたのかもしれない。
私は皮が沢山向けている足で、思いっきり男の子を殴った。
「「「「!?」」」」
「え…っ!?だ、誰だ、っ!!」
黒髪の男の子が驚いている。壁からこっそりと覗いている私の我が子も。
そして、私の愛する我が子を血塗れにした男の子も。
でも、そんなことより。
「ごめんねぇ。もう大丈夫だからねぇ。病院、行こうねぇ。怖かったねぇ。」
私は我が子を抱き抱えて走り出した。
いちいち説明する時間はないの。
腕の中で抱いている“ハル”は困惑している。
「…?…か……ぁさ…ん…?」
口が痛くて喋れないはずなのに、ハルは私の事を呼んだ。
「ハル。ごめんねぇ。痛いよねぇ。寂しい思い、させちゃってごめんねぇ。」
ハルは宝石のような瞳を徐々に揺らして、とうとう溢れ出した。
「ぅ〜……っ、ふっ、…」
「ごめんねぇ。私の愛しい愛しい息子。もうすぐ病院、着くからねぇ。 」
病院に着いた。
私が入院していた病院だったから、すごく怒られてしまった。
ハルの手術がはじまった。
待っているのは私だけ。
そういえば、”セン”を置いてきてしまった。
センは私の事、覚えているのかしら…
そういえば、私って何時頃入院したのかしら…
そんなことを考えていたら手術が終わった。
「っ、ハルっ!!」
「かあ…さん、?」
「そうよ、ハル。ごめんねぇ。」
私はハルを抱き抱えた。
「ごめんねぇ。寂しかった?私の愛しい息子。もう大丈夫よ。」
「うっ、ふっ、っ、」
ハルが泣き出した。
「ごめんねぇ、。」
「かぁ、さんっ!!かあさんっ!!うあっ、っ!!」
「感動のところ申し訳ないのですが、明司さん、貴方入院中ですよ?ちゃんと許可を取ってから移動してください。 」
「あら。」
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明司翠
この度感動の再会を果たした。
「笑えよハルチヨ」は言われてない。言う前に蹴った。
無事に病院の人に怒られた。
明司春千夜/ハル
おれなんもしてないのになにこれ?え?せんじゅがプラモ壊したの?は?なにやってんの?で?おれに擦り付けたと?さっき「ごめんハル兄ぃ、、」とか言ってたくせに!!
痛い、怖い、こんなのマイキーじゃない、
あれ?誰?もしかして、、、かあさん、!?
ハイ、無事に感動の再会を果たしました。
傷跡はのこるけど、かあさんに会えたので全然気にしてない。
明司千壽/セン
勝手にプラモ触ったらダメだよ
佐野万次郎
蹴られた衝撃で戻った。
あれ?おれなにしてたっけ。え?なんで手血塗れなの?あれ?誰?え?ハルチヨ!?もしかしておれがやった!? あれ!?どこいくの!?
場地圭介
こいつだけ唯一翠の顔を見れた。(ハルチヨ除く)
誰あいつ。
マイキーもどった?てめぇ何してんだよ!!!!!!
明司武臣/タケ
さぁ?
佐野真一郎
明司母とは会えるのでしょうか?
コメント
3件
通知こんかった……! 遅くなってごめんね。 春ちゃんにトラウマが植え付けられなくて良かったぁ、翠ちゃん?さん?ナイス!いいお母さんだ!