テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
708
#ハッピーエンド
106
「よーし!久しぶりに大暴れするかぁ!!」
カナを戦姫フィールドに送り出し、彼女が着地すると同時にシステム音声が流れマップが形成されていく。今回のマップは夏祭りを模したマップで神社や屋台などの小物が作られていた。
「今回のルールは殲滅戦…ね。botが何体も出てくるからそれを倒していくだけの簡単なルール。で、特定の装備をしてるとクリア後のポイントにバフが入る仕組みになってるわけだ。まぁ、私はそんな装備を持ってないんだけどね。」
そんな独り言を呟いた後利き手の剣をクルっと回して構える。そしてカウントダウンが始まりゼロになるとカナがスラスターを吹かして複数体要る敵陣に突っ込んでいき即座に回転斬りを放つ。敵陣の中心で回ったことで全員に均等にダメージが入り攻撃にノックバック性能が乗り全員を吹き飛ばす。
「よーし!まずはお得意の近接攻撃による先制取れたわけだ。そんでもってお次は左手に持つサブマシンガンでまず一体を確実に倒す!」
吹き飛ばした敵の中で一番近い敵にフォーカスし再度スラスターを起動し有効射程圏内に入ったのを確認すると鉛玉を腹に撃ち込みその一体の体力ゲージが無くなったのを確認すると次の標的にと目を移す。
「殲滅戦と言うだけあって体力自体はかなり低く設定されてるみたいだ。とは言ってもバトルスポットが違えばルールも敵の性能も変わってくるだろうから参考にはならないけどね。」
バトルスポット内で暴れるカナを眺めながら合流した二階堂さんと少し話をする。
「さっき話してた人がこのバトルスポットの点検してたんだよね?」
「そうらしいんだよね。」
「バトルスポットの点検って具体的にどういうことするの?」
「僕もそんな詳しくないけど確か中のシステムが正常に動いてるかどうかのチェックとかあとは単純に『器』としての機械が壊れてないかを確かめる必要があるんじゃない?」
「なるほどぉ?」
「例えとして合ってるか分かんないけどパソコンのメモリとか生きててもマザボが死んでたら起動すらしないでしょ?で、これをバトルスポットに当てはめるとマザボが『バトルスポット本体』でメモリやらなんやらが『システムチェック』に当たるんだと思うよ。」
「確かにそう言われるとなんとなーくだけど点検内容は察しがつくね。」
「特に戦姫大戦なんてしっかりしないとダメだからね。二階堂さんが話してくれた例の事件なんてまさにそれでしょ?」
「そうだね。S.F.Cの仕組み自体はテレビも公表してないけど確実なのは戦姫大戦の場では実弾なんかになるから生身の人間が受けたらそれは最期になる訳だからね。」
「戦姫フィールド内に人が居たらそりゃあっぶねぇわな。それをこのバトルスポットという箱外にそのフィールドが溢れ出たらそりゃね…。」
「それを理解してるからほかの企業も戦姫にセーフシステムを必ず搭載してバトルスポット外では武装解除を出来ないようにしてるんだもんね。」
そんな会話をしながらカナの戦闘を見守っていると異変が生じる。バトルスポット内の明かりが妙に強くなっていく感じだ。
「…なんか、このバトルスポット変かもしれない。」
「えっ?」
「戦姫フィールドを展開するこの光は中での戦闘時に発生するエネルギーや実弾を守るために出てるものではあるんだけど、その光はいつもは淡い感じで光ってるはずなんだ。なのに今は違う、明らかにしっかりと発光してる。しかもこの感じ……。まさか!?」
「な、なに?どうしたの?」
「二階堂さん!離れt……。」
いい切る前に目の前のバトルスポットが暴走を始め箱内にとどまっていた光は周囲を巻き込むものにと進化していた。
そして、近くにいたリナとフミカはその光に飲まれ戦姫フィールド内に巻き込まれてしまう。
「う、うそ…これって……。」
「カナ!バトルスポットが暴走して僕達が巻き込まれた!難しいかもしれないが守りながら戦えるか!?」
「バトルスポットが暴走だァ!?と、とりあえずその辺の岩に隠れてなるべく身を守るようにして!直ぐに私もこいつら片付けてこの戦闘終わらせるから!」
「な、何が起こってるの?」
「分からないけど、少なくとも君がテレビで見たSFCと同じような状況が今ここでも起きてるんだ!」
「SFCによる戦姫フィールドの拡大…。一体何が起き始めてるの?」
カナを信じて身を隠し元のルールである殲滅戦をカナは素早く終わらせて最後の一体を倒し終えるとバトルスポットは役目を終え光が弱くなり消えていく。それと同時に戦姫フィールドが解かれて元の居場所に戻ってくる。
「条件達成すれば開放される仕組みみたいだけど…。」
「元の場所に帰ってきたら外はかなり荒れに荒れてるね……。」
「他の場所でも同じようにバトルスポットが暴走してるの?」
「あの光の柱を見た感じそうだろうね。とにかく一旦二人にも連絡してことを収めよう。」
スマホを取りだし二人に連絡をし返答が来るのを待つ。その間にもどんどんと光の柱が作られていきお祭りは悪い意味でどんちゃん騒ぎとなっていく。その光景に少し怒りを覚えるがグッと我慢し二人からの連絡を待つ。少ししてから二人から既読が着きそこに書かれた文字を把握する。どうやら二人の方でも光の柱が確認されたようで、その対処に向かってるらしい。それを聞いて安心したが突然起きたこの現状にひとつ思い当たる節があり、その情報を共有だけしてスマホをしまって直ぐに他の場所の対処に向かう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!